プレミアリーグ

プレミアリーグ2017-18シーズン夏の移籍まとめ「中堅クラブ」編

Paul Conneally By flickr(CC BY-NC 2.0)

9月1日をもって、2017-18シーズンの夏の移籍市場が締切となりました。

各チームは戦力の補強を完了し、冬の移籍市場までは現有戦力で長いシーズンに臨むこととなります。

当記事では、各クラブ毎に加入・退団選手を一覧でまとめ、移籍市場での寸評を書いていきます。

今回は、残留を最大の目標としつつもチャンスがあればヨーロッパリーグへの切符を手に入れようと狙う、中堅クラブの移籍動向について見ていきましょう。

エヴァートン

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加入

※ 赤字は注目選手

 選手名 前所属
GK ジョーダン・ピックフォード サンダーランド
DF マイケル・キーン バーンリー
DF クコ・マルティナ サウサンプトン
MF デイヴィ・クラーセン アヤックス
MF ギルフィ・シグルズソン スウォンジー・シティ
FW サンドロ・ラミレス マラガ
FW ウェイン・ルーニー マンチェスター・ユナイテッド
FW ニコラ・ヴラシッチ ハイデュク・スプリト

退団

選手名 移籍先
DF ブレンダン・ギャロウェイ サンダーランド(レンタル)
DF タイアス・ブローニング サンダーランド(レンタル)
DF マシュー・ペニントン リーズ(レンタル)
DF カラム・コノリー イプスウィッチ(レンタル)
MF キーラン・ダウエル ノッティンガム・フォレスト(レンタル)
MF トム・クレヴァリー ワトフォード
MF エイデン・マクギーディ サンダーランド
MF ガレス・バリー WBA
FW エネル・バレンシア ウエストハム(レンタル終了)
FW アルナ・コネ
FW ロメル・ルカク マンチェスター・ユナイテッド
FW ジェラール・デウロフェウ バルセロナ

エースの「ロメル・ルカク」をマンチェスター・ユナイテッドに売却したエヴァートンは、イングランド代表のレジェントであるFW「ウェイン・ルーニー」を獲得。

ルーニーにとっては10年ぶりの古巣復帰となりました。

加えて、昨年プレミアリーグで9ゴール13アシストのMF「ギルフィ・シグルズソン」をクラブ史上最高額で獲得。

不安なポイントである左サイドバックの補強ができていれば尚良かったのですが、中盤に優秀な選手を多く揃えることに成功しました。

エースを失ったのは痛いですが、この陣容ならそこまで大崩れすることは無いでしょう。

欲を言えば、高さがあるFWを加えるなど、攻撃にもう少しオプションを欲しかったですね。

サウサンプトン


加入

選手名 前所属
DF ヤン・ベドナレク レフ・ポズナン
DF ヴェスレイ・フート ラツィオ
MF マリオ・レミナ ユヴェントス

退団

選手名 移籍先
GK モウズ・アッセン ニース(レンタル終了)
GK パウロ・ガッサニーガ トッテナム
DF クコ・マルティナ エヴァートン
DF マルティン・カセレス ラツィオ
DF ジェイソン・マッカーシー バーンズリー
MF ロイド・イスグローヴ バーンズリー
MF ハリソン・リード ノリッジ・シティ(レンタル)
MF ヨルディ・クラーシ クラブ・ブルッヘ(レンタル)
FW ジェイ・ロドリゲス ウェスト・ブロムウィッチ
FW ライアン・シーガー MKドンズ(レンタル)
FW サム・ギャラガー バーミンガム・シティ(レンタル)

マウリシオ・ペジェグリーノ新監督が指揮を執るサウサンプトンは、DF「ファン・ダイク」の移籍対策で「ヤン・ベドナレク」と「ヴェスレイ・フート」と若手のセンターバックを2選手獲得。

しかし、結果としてファン・ダイクが残留することになり、センターバックは飽和状態となってしまいました。

吉田麻也選手のポジション争いはさらに厳しくなりそうですね。

また、ユベントスから獲得したガボン代表MF「マリオ・レミナ」は、高いテクニックと強いフィジカルを持ち、複数のポジションでプレーできる選手です。

中盤や守備の層が増したサウサンプトンは、再び堅守のチームとして対戦相手を苦しめることになるでしょう。

ボーンマス


加入

選手名 前所属
GK アスミル・ベゴヴィッチ チェルシー
DF ナタン・アケ チェルシー
DF コナー・マホニー ブラックバーン
FW ジャーメイン・デフォー サンダーランド

退団

選手名 移籍先
GK ライアン・オールソップ ブラックプール(レンタル)
DF マーク・ウィルソン サンダーランド
DF ベイリ・カーギル フリートウッド(レンタル)
MF ジャック・ウィルシャー アーセナル(レンタル終了)
FW マックス・グラデル トゥールーズ(レンタル)
FW ルイス・グラッバン サンダーランド(レンタル)

昨季アーセナルからレンタルで加入していたMF「ジャック・ウィルシャー」は、完全移籍の噂もありましたが、結局ボーンマスには加入しませんでした。

ボーンマスはGKに「アスミル・ベゴヴィッチ」FWに「ジャーメイン・デフォー」とプレミアリーグの経験が豊富なベテラン選手を獲得。

さらに、昨季の前半戦にチェルシーからレンタルしていたDF「ナタン・アケ」を完全移籍で獲得しました。

実績のある実力者を揃えるといった堅実な立ち回りをしたボーンマスですが、4節終了時点で未だ勝利は無し。

今後の巻き返しに期待しましょう。

ウェスト・ブロムウィッチ


加入

選手名 前所属
DF アハメド・ヘガジー アル・アハリ(レンタル)
キーラン・ギブス アーセナル
MF ガレス・バリー エヴァートン
オリヴァー・バーク RBライプツィヒ
グジェゴシュ・クリホヴィアク パリ・サンジェルマン(レンタル)
FW ジェイ・ロドリゲス サウサンプトン
チャン・ユニン フィテッセ

退団

選手名 移籍先
DF マーク・ウィルソン ボーンマス(レンタル終了)
DF ケイン・ウィルソン エクセター(レンタル)
DF セバスチャン・ポコニョーリ スタンダール・リエージュ
MF ダレン・フレッチャー ストーク・シティ
MF ジョナサン・レコ ブリストル・シティ(レンタル)
MF レキーム・ハーパー ブラックバーン(レンタル)
MF クレイグ・ガードナー バーミンガム・シティ
MF タイラー・ロバーツ ウォルソール(レンタル)
MF カラム・マクマナマン サンダーランド
FW チャン・ユニン ブレーメン(レンタル)

ウェスト・ブロムウィッチも堅実な補強をしたチームの1つです。

DF「キーラン・ギブス」MF「ギャレス・バリー」FW「ジェイ・ロドリゲス」といった、プレミアリーグでの経験が豊富な選手を中心に補強。

驚きだったのが、MF「グジェゴシュ・クリホヴィアク」をパリ・サンジェルマンからレンタルで獲得したこと。

まさに中盤の潰し屋という言葉が似合う選手で、激しいプレスからボールを奪取する能力に長けている選手です。

大柄な身体に似合わずスピードもあるので、ウェスト・ブロムウィッチのような堅守からサイド攻撃をするようなプレースタイルのチームには最適の選手かもしれませんね。

ウエストハム


加入

選手名 前所属
GK ジョー・ハート マンチェスター・シティ(レンタル)
DF パブロ・サバレタ マンチェスター・シティ
MF セアド・ハクシャバノヴィッチ ハルムスタッズ
MF マルコ・アルナウトヴィッチ ストーク・シティ
FW ハビエル・エルナンデス レヴァークーゼン

退団

選手名 移籍先
GK ラファエル・シュピーゲル ボアヴィスタ
GK ダレン・ランドルフ ミドルスブラ
DF アルバロ・アルベロア 引退
DF リース・オックスフォード ボルシアMG(レンタル)
DF リース・バーク ボルトン(レンタル)
MF ギョクハン・トレ ベシクタシュ(レンタル終了)
MF ジョシュ・カレン ボルトン(レンタル)
MF ホーヴァル・ノルトベイト ホッフェンハイム
MF ソフィアン・フェグリ ガラタサライ
MF ロバート・スノッドグラス アストン・ヴィラ(レンタル)
FW ジョナタン・カレリ デポルティボ・マルドナド(レンタル終了)
FW アシュリー・フレッチャー ミドルスブラ
FW エネル・バレンシア ティグレス

堅実な補強をする中堅クラブが多い中、最も大胆な改革を行ったのはウエストハムです。

昨シーズンに11人も補強して質より量という状態になったチームは、昨シーズンに獲得した11人のうち7人も放出しました。

これでは「昨シーズンは失敗しました」と言っているようなものですよね。

今夏はGK「ジョー・ハート」MF「マルコ・アルナウトヴィッチ」FW「ハビエル・エルナンデス」といずれもワールドクラスの選手を揃えてきたものの、チーム基盤ができていない状況なので、今季は下位争いに加わってしまうかもしれません。

どのようなチームづくりをしていくか、ビリッチ監督の手腕に期待しましょう。

レスター・シティ


加入

選手名 前所属
GK エルディン・ヤクポヴィッチ ハル・シティ
DF ハリー・マグワイア ハル・シティ
DF アレクサンダル・ドラゴヴィッチ レヴァークーゼン(レンタル)
MF ビセンテ・イボーラ セビージャ
FW ケレチ・イヘアナチョ マンチェスター・シティ
FW ジョージ・トーマス コヴェントリー

退団

選手名 移籍先
GK ロン=ロバート・ツィーラー シュトゥットガルト
DF モラ・ワゲ ウディネーゼ(レンタル終了)
DF マルチン・ヴァシレフスキ 未定
MF バルトシュ・カプスツカ フライブルク(レンタル)
MF ナンパリス・メンディ ニース(レンタル)
MF ダニー・ドリンクウォーター チェルシー
FW トム・ローレンス ダービー

レスター・シティは中盤の要であったMF「ダニー・ドリンクウォーター」をチェルシーに売却。

昨シーズンにチェルシーに移籍したMF「エンゴロ・カンテ」に加え、ついにドリンクウォーターもチェルシーへ加入することになり、レスター優勝時の中盤コンビが丸々チェルシーへ移籍することとなってしまいました。

カンテの後釜として期待され、昨季に加入したMF「ナンパリス・メンディ」は、怪我の影響でほとんど出場できず、今夏はレンタルで放出ということに。

中盤の穴がどうなるか心配な一方で、若干20歳ながらマンチェスター・シティで46試合に出場し12得点しているFW「ケレチ・イヘアナチョ」や、イングランド期待のDF「ハリー・マグワイア」を獲得するなど、有望な若手を次々と手に入れています。

新加入選手がどんな活躍を見せてくれるか楽しみなチームの1つですね。

ストーク・シティ


加入

選手名 前所属
GK ヤコブ・ハウゴーア ウィガン
DF ジョシュ・タイモン ハル・シティ
DF クル・ズマ チェルシー(レンタル)
DF ブルーノ・マルティンス・インディ ポルト
DF ケヴィン・ヴィマー トッテナム
MF ダレン・フレッチャー ウェスト・ブロムウィッチ
FW シュポ=モティング シャルケ
FW ヘセ・ロドリゲス パリ・サンジェルマン(レンタル)

退団

選手名 移籍先
GK シェイ・ギヴン 未定
DF フィル・バーズリー バーンリー
DF マルク・ムニエサ ジローナ(レンタル)
DF ライアン・スウィーニー ブリストル・ローヴァーズ(レンタル延長)
DF フィリップ・ヴォルシュハイト メス
MF グレン・ウィーラン アストン・ヴィラ
MF ジャネリ・インビュラ トゥールーズ(レンタル)
MF マルコ・アルナウトヴィッチ ウエストハム
FW ウィルフリード・ボニー マンチェスター・シティ(レンタル終了)
FW ジョン・ウォルターズ バーンリー
FW ホセル ニューカッスル
FW ボージャン・クルキッチ アラベス(レンタル)

ストーク・シティも大胆な改革を行ったチームの1つでしょう。

チームの主力であったMF「マルコ・アルナウトヴィッチ」「グレン・ウィーラン」を放出したのに加え、FW「ボージャン・クルキッチ」DF「マルク・ムニエッサ」など、多くの選手を放出。

補強内容を見てみると、昨季の課題でもある守備力・決定力を改善する的確な人選です。

DFには「クル・ズマ」や「ブルーノ・マルティンス・インディ」を、前線にはFW「ヘセ・ロドリゲス」を加えるなど、個々の能力で言えばワールドクラスの選手が揃っています。

しかし、ネームバリューはあるもののチームとして噛み合わないのがストーク・シティの悪いところです。

今季は新加入選手と既存の選手がうまく噛み合えば、トップ10入りも充分に可能でしょう。

クリスタル・パレス


加入

選手名 前所属
DF ヤイロ・リーデヴァルト アヤックス
DF ティモシー・フォス=メンサー マンチェスター・ユナイテッド(レンタル)
DF ママドゥ・サコ リヴァプール
MF ルベン・ロフタス=チーク チェルシー(レンタル)

退団

選手名 移籍先
GK スティーヴ・マンダンダ マルセイユ
DF エセキエル・フライヤーズ バーンズリー
MF ジョー・レドリー 未定
MF マテュー・フラミニ 未定
MF ジョナサン・ウィリアムズ サンダーランド(レンタル)
FW ロイク・レミー チェルシー(レンタル終了)
FW ジョナタン・ベンテケ 未定
FW フレイザー・キャンベル ハル・シティ
FW ケシ・アンダーソン スウィンドン(レンタル)

クリスタル・パレスは、昨シーズンに不安定だった守備を中心に補強を行いました。

DF「ヤイロ・リーデヴァルト」や「ママドゥ・サコ」といった守備に定評がある選手を加えるものの、開幕から4連敗。

4試合で1得点も出来ずに監督のフランク・デ・ブールは解任され、チーム状況は非常に悪いです。

昨シーズンも降格ギリギリの17位で前半を折り返していますし、今季も同じシナリオになってしまいそうですね。

まとめ

今夏はほとんどの中堅クラブが不足した戦力を的確に補強しているのに対し、ストーク・シティとウエストハムは大改革を行いました。

毎年の移籍市場で思うのですが、主力を引き抜かれることが多い中堅クラブは現状維持をするという点で非常に優れていますよね。

よく毎年中位をキープできるなと思わず感心してしまいます。

また、中堅クラブの魅力は、若手やプレミア初挑戦の選手を含めブレイクする選手が多いことです。

頭角を表した選手が翌年にビッグクラブへ・・・なんてことはよくありますが、本気でBIG6に食らいついていくのであれば、主力流出はなるべく避けなければなりません。

今シーズンはどのような選手が中堅クラブを牽引するのか?そして、BIG6の上位独占を阻止できるのでしょうか?

今後の中堅クラブの活躍に期待しましょう。

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