プレミアリーグ

サンチェスとムヒタリアンの大型トレード成立!チームはどう変わるのか?

davidhc By flickr(CC-BY2.0)

2018年1月22日、マンチェスター・ユナイテッドの公式サイトが「ALEXIS SIGNS FOR MANCHESTER UNITED」と題し、アーセナルからチリ代表FW「アレクシス・サンチェス」を獲得したことを正式に発表。

同時に、この契約内容の一環としてアルメニア代表MF「ヘンリク・ムヒタリアン」がアーセナルに移籍することが決まり、ビッグ6間での大型トレードがついに実現しました。

この記事では、このトレードが両クラブにどのような影響を及ぼすのか考えていきます。

サンチェス加入でマンチェスター・ユナイテッドはどうなる?

アレクシス・サンチェスはマンチェスター・ユナイテッド加入時に以下のようにコメントしています。

「世界一ビッグなクラブに入団できることに興奮している。アーセナルでは3年半すばらしい時を過ごした。偉大なクラブやファンとともに積み上げたポジティブな思い出は僕とともにある。この歴史的なスタジアムで、ジョゼ・モウリーニョとともにプレーするという機会を、僕は退けることはできなかった。ユナイテッドでプレーする最初のチリ人選手となることを光栄に思う。そして世界中のファンに、なぜこのクラブが僕を欲してくれたかを証明できることを願っている」

戦術的には最適な選手

現在のマンチェスター・ユナイテッドのフォーメーションは上記のものです。(24節バーンリー戦)

先日のプレミアリーグ第24節のバーンリー戦では、マティッチの脇のスペースを使われた時に、前線の選手がプレスバックしてケアできていないシーンが目立ちました。

サンチェスは最前線ならどこのポジションでもこなせて、守備も献身的という部分で、上記のMFリンガードやMFマタの位置で使われる可能性が高いです。

サンチェスがこの位置で起用されれば、アンカー(マティッチ)の横のスペースをケアできます。

マンチェスター・ユナイテッドは連携よりも個の力で勝負するシーンが多いだけに、キープ力・突破力に優れて個人でも状況を打開できるサンチェスはまさに最適な人材でしょう。

左ウィングのFWマルシャルの位置でも起用される可能性がありますが、今季プレミア9ゴール中のマルシャルを外すという選択肢はモウリーニョ監督には無いと思います。

デメリットはサンチェスの高額年俸

サンチェスの加入でマンチェスター・ユナイテッドにあるデメリットとしては、サンチェスの年俸の高さでしょう。

4年半契約で週給50万ポンド(7,700万円)というサラリーはプレミアリーグで最も高給です。

新加入の選手がこれだけの年俸を得ていることに対し、すでにチームの中心選手であるFWルカク(週給約3,589万円)やMFポグバ(週給約4,163万円)は良く思わないでしょう。

特にマンチェスター・ユナイテッドは我が強い選手が多いので、この高額なサラリーがチーム内に不協和音を生む可能性は十分にあります。

また、年俸に見合った活躍ができていないと、サポーターからは大きなプレッシャーをかけられてしまうに違いありません。

ムヒタリアン加入でアーセナルはどうなる?

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ヘンリク・ムヒタリアンはアーセナル加入時に以下のようにコメントしています。

「この移籍が実現し、ここにいられることがとても嬉しい。長年想っていたアーセナルの選手になるという夢が実現した。ここに来たからには、クラブの歴史を作るために全力を尽くすよ」

長年アーセナルでプレーすることを夢見ていたというのは、ムヒタリアンの憧れであるFWティエリ・アンリがかつてアーセナルに在籍していたことが理由のようです。

ムヒタリアンはアーセナルにならフィットするはず

現在のアーセナルのフォーメーションは上記のものです。(24節クリスタル・パレス戦)

このフォーメーションの場合、攻守の切り替えが遅くカウンターの餌食になる場面が多々。

特にMFジャカはインサイドハーフのポジションだと守備面での切り替えが遅かったりと難があります。

ムヒタリアンはゴールやアシストなど、得点に直結する動きを得意とするプレイヤーで、FWラカゼットと噛み合えば脅威となるでしょう。

そのため、ジャカの位置にムヒタリアンを起用するか、もしくはMFエルネニーをベンチにしてジャカを一列下げてアンカーとして起用という案も考えられます。

ムヒタリアンは攻撃的なポジションならどこでもプレーができるので、ヴェンゲル監督はどこでムヒタリアンを使うか試行錯誤が必要です。

今季プレミアリーグで15試合1ゴール5アシストと不振のムヒタリアンですが、個人技頼みの攻撃が目立つマンチェスター・ユナイテッドよりは連携メインのアーセナルの方が活躍できるでしょう。

デメリットは高額年俸+監督の起用方法

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デメリットはサンチェスの項でも説明しましたが、「高額年俸」です。

ムヒタリアンはサンチェスほどの年俸ではありませんが、それでも週給は3,000万円。

アーセナルの中心選手であるMFエジルよりも高額であるとされており、契約延長交渉中のMFエジルがこれに対してどのような反応を示すのかが気になります。

間違いなく年俸アップは要求するでしょうし、折り合いがつかなければ他クラブへの流出も考えられるでしょう。

ヴェンゲル監督がムヒタリアンを使いこなせるか

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もう一つの懸念が、ヴェンゲル監督がムヒタリアンを最適なポジションで起用できるかどうかという点です。

ヴェンゲル監督は自ら望んで獲得した選手や、若手から育ててきた選手を重宝する傾向があるため、MFジャカやFWイウォビに関して優遇してしまうかもしれません。

ムヒタリアンの獲得がヴェンゲル監督の望んだものなのか?と問われればそこは微妙だと個人的には思います。

「サンチェスが出て行きたがってるから、どうしても代役を探さなければならない・・・」そこで目をつけたのが出場機会が減っていたMFムヒタリアンでしょう。

結局使い方がわからず、干されてしまったという状況も十分に考えられるので、ヴェンゲル監督にはぜひ最適解を見つけて頂きたいですね。

まとめ

ビッグ6同士の大型トレードがやっと実現し、ようやく2人のプレーが見れると思うとほっとした気持ちです。

とはいえ、1人の選手が加入したからといって大きくチーム状況が改善されるかは微妙なところ。

前節を見る限りでは個人的にはマンチェスター・ユナイテッドの方が心配です。

こうしたトレードの場合、両選手が完全に納得した形で移籍というのは難しいかもしれません。

だからこそ両クラブのサポーター、プレミアリーグのファンとして大きな声援を送らなければなりませんね。

今後の両選手の活躍に期待しましょう。

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