今季の欧州ではプレミア勢が躍進しています。
UEFAチャンピオンズリーグでは、リヴァプールとトッテナムが劇的な大逆転で決勝に進出しました。
一方、ヨーロッパリーグではチェルシーがダークホースのフランクフルトをPK戦で下し、決勝では同じロンドンを本拠地とするアーセナルと激突します。
まさか決勝をプレミアリーグのクラブが独占するとは誰も予想していなかったのではないでしょうか。
今回の記事では18-19UEFAチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ決勝の日程と注目ポイントを見ていきましょう。
目次
18-19UEFAチャンピオンズリーグ決勝【日程・スケジュール】
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6/2(日)4:00~ | ||
トッテナム | VS | リヴァプール |
18-19UEFAヨーロッパリーグ決勝【日程・スケジュール】
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5/30(木)4:00~ | ||
チェルシー | VS | アーセナル |
18-19チャンピオンズリーグ決勝の注目ポイント
リヴァプールとトッテナムが激突するCLの決勝、ブックメーカーや各種メディアの勝敗予想ではリヴァプールが有利と予想されており、プレミアリーグの順位が反映される結果となりました。
しかし、一発勝負なのがカップ戦の面白いところで、長期に渡る戦いであるリーグ戦の順位はそこまで参考にはなりません。両クラブのCLでの戦いをまとめてみましょう。
リヴァプール | トッテナム | |
勝 | 7 | 6 |
負 | 1 | 2 |
分 | 4 | 4 |
得点 | 22 | 20 |
失点 | 12 | 17 |
データを見ると以外にも負けや引き分けが目立ちますが、両クラブともグループステージでは”死のグループ”に属していました。
PSGやバルセロナと同組という死のグループをなんとかくぐり抜け、決勝トーナメントでは劇的な逆転劇で勝ち進んできた・・・というのが両クラブの共通点ですね。
注目:リヴァプールの爆発的な攻撃力にスパーズはどう対応する?
リヴァプールはバイエルンから3点、バルセロナから4点を奪うなど欧州屈指の攻撃力が魅力です。
マネ、サラー、フィルミーノの3トップがそれぞれ4ゴールの計12点を決めていますが、他にも2ゴールを決めている選手が4人もいるなど、控えやポジション問わずに点を取れる選手が揃っているのが驚異的ですね。
この攻撃力にトッテナムのポチェッティーノ監督はどう対応するのでしょうか?
トッテナムの魅力はリヴァプールをも上回る圧倒的な運動量とミドルレンジからのシュートです。
トッテナムにはミドルシュートを得意とするエリクセンがいますので、拮抗した展開になれば遠目の距離から一発・・・ということも考えられます。
また、現在負傷中のトッテナムのエースFWハリー・ケインが復帰できるかどうかも試合結果に大きく影響しそうですね。
クロップ監督、ポチェッティーノ監督ともに準決勝では見事な采配・試合中の修正を行っているので、両監督の手腕にも大注目です。
18-19ヨーロッパリーグ決勝の注目ポイント
ヨーロッパリーグの決勝ではアーセナルVSチェルシーの「ビッグロンドン・ダービー」が実現しました。両クラブのこれまでの戦績を振り返ってみましょう。
アーセナル | チェルシー | |
勝 | 11 | 12 |
負 | 2 | 0 |
分 | 1 | 2 |
得点 | 29 | 32 |
失点 | 9 | 10 |
これまでの戦績・対戦相手を見ると、どちらかといえばチェルシーの方が楽な相手と戦ってきた印象ですね。(準決勝のフランクフルトは難敵でしたが)
アーセナルはプレミアリーグで5位に沈んでおり、来季のCL出場権を得るのは絶望的な状況です。しかし、ELで優勝すれば来季のCLの出場権が与えられるので、アーセナルの選手は相当な気合が入っているでしょう。
一方チェルシーはリーグでCLの出場権が得られる3位に位置しているため、来季のCLは確定しています。この差がどう試合に反映するのかは注目ですね。
注目:ラストマッチになる選手たち
プレミア16年目の大ベテランで今季での引退を発表しているアーセナルGK「ペトル・チェフ」にとっては、これが現役最後の試合になります。
チェフはリーグ戦ではベルント・レノに正GKを明け渡していますが、ELではアーセナルを決勝に導く活躍を見せており、決勝戦の相手が11年間在籍した古巣のチェルシーというのは感慨深いものがあるでしょう。
2012年からアーセナルに在籍し、今季からチェルシーに加入したFW「オリヴィエ・ジルー」も今シーズン限りでプレミアリーグを去ることが濃厚な選手です。
今季でイングランドを離れることになれば、ジルーにとってもラストマッチが古巣のアーセナルになります。プレミアファンにとっては、寂しさもある決勝戦となりそうです。
まとめ
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CL、ELの決勝がプレミア勢で独占されるのは史上初ですが、この中にマンチェスターの2クラブがいないのは少し驚きです。
とはいえ、プレミアファンにとっては最高のシーズンの締めくくりになりました。とにかく2つの試合を楽しみましょう!