17-18シーズン公式戦-解説

2017-18プレミアリーグ第28節「マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー」解説

2月25日に行われたプレミアリーグ第28節「マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー」をDAZNで観戦。

会場はマンチェスター・ユナイテッドの本拠地「オールド・トラフォード」です。

他のクラブは既に試合を終え、試合開始時点でホームのマンチェスター・ユナイテッドは3位、アウェイのチェルシーは5位と、CL出場権を争う上位対決となりました。

どちらのクラブも負ければ順位を落とし、勝てば4位以内をキープできるという状況で迎えたこの一戦は決して落とせない試合でしょう。

両チームのスタメン・フォーメーション

マンチェスター・ユナイテッド【4-3-3】

ホームのマンチェスター・ユナイテッドは、4-3-3を採用。

モウリーニョ監督はCLのセビージャ戦とほぼ同じメンバーを選びました。

最後方にはもちろん守護神のGK「ダビド・デ・ヘア

最終ラインは左から「アシュリー・ヤング」「ビクトル・リンデロフ」「クリス・スモーリング」「アントニオ・バレンシア」が配されます。

モウリーニョ監督はこの試合でも中盤に21歳の若手「スコット・マクトミネイ」を起用、「ネマニャ・マティッチ」「ポール・ポグバ」とのトライアングルを形成します。

前線は左ウィングに「アントニー・マルシャル」右ウィングには新加入の「アレクシス・サンチェス」ワントップにはFW「ロメル・ルカク」です。

チェルシー【3-4-2-1】

コンテ監督は3-4-2-1のフォーメーションを採用。

GKには「ティボ・クルトゥワ」、最終ラインは「アントニオ・リュディガー」「アンドレアス・クリステンセン」「セサル・アスピリクエタ」の3枚。

ウィングバックには「マルコス・アロンソ」「ビクター・モーゼス」を、中盤は「エンゴロ・カンテ」「ダニー・ドリンクウォーター」の元レスターコンビ。

その一列前には「エデン・アザール」と好調の「ウィリアン」、1トップにはFW「アルバロ・モラタ」が復帰しています。

「マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー」 ハイライト動画

前半 : チェルシーはカウンターから先制

ホームのオールド・トラフォードで勝ち点3を確実に奪いたいマンチェスター・ユナイテッドは、チェルシーの出方を伺うように慎重な入りを見せました。

アウェイのチェルシーはCL出場権を確保できる4位圏内ギリギリに位置しているということもあり、序盤から積極的に攻撃に出ています。

最初の決定機は試合開始わずか3分。

ダイレクトのパスをテンポよく繋いだチェルシー。

アザールが左に大きく展開すると、マルコス・アロンソがダイレクトで中央にクロス。

そのボールに合わせたモラタでしたが、ここはクロスバーに阻まれます。

スピーディーな展開と素晴らしいクロスに、マンチェスター・ユナイテッドは対応できていませんでした。

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失点を逃れたマンチェスター・ユナイテッドは10分ごろからようやく攻撃のリズムを作り始めますが、CLでバルセロナを1点に押さえ込んだチェルシーの守備をこじ開けることができません。

スコアが動いたのは31分。

マンチェスター・ユナイテッドDFバレンシアのクロスをカットすると、チェルシーMFウィリアンが得意のドリブルで前線のFWアザールにスルーパス。

プレミア屈指のドリブラーであるアザールはマンチェスター・ユナイテッドDFリンデロフと対峙しても冷静にボールをキープ。

FWアザールが時間を作っている間に、猛然とダッシュしてきたのは攻撃の起点となったMFウィリアン。

ウィリアンはアザールから縦に出されたスルーパスに反応し、フリーでボールを受けてそのまま右足を振り抜きます。

名手デ・ヘアのニアサイドを豪快に打ち抜き、チェルシーが好調ウィリアンのゴールで先制します。

攻撃の形を作り始めたところをカウンターでやられてしまったマンチェスター・ユナイテッドでしたが、38分に反撃に転じます。

マンチェスター・ユナイテッドFWサンチェスから前線のルカクにボールが入ると、ルカクは強靭なフィジカルでボールキープ。

後方のMFマティッチにボールを落とすと、マティッチ→サンチェス→マルシャルと繋ぎ、最後はルカクにスルーパス。

これを冷静に左隅に流し込んで、マンチェスター・ユナイテッドが前半のうちに同点に追いつきます。

ルカクはようやくビッグ6のクラブから初ゴールを奪いました。

前半は1-1のイーブンで終了。

個人的には守備的な戦いになると予想していたのですが、前半からスコアが動く展開となりました。

後半 : 監督の采配が勝負を分ける

後半もチェルシーはカウンターを中心にチャンスを作ります。

49分、好調ウィリアンがドリブルで持ち運び、左に流れたFWモラタにスルーパス。

マンチェスター・ユナイテッドDFスモーリングをワンタッチで華麗にかわしたFWモラタは、キーパーと一対一の状況に持ち込みます。

しかし、シュートコースの角度が無く、判断を迷っている間にディフェンスが戻ってきてしまい、ここはシュートを打つことができません。

マンチェスター・ユナイテッドのモウリーニョ監督は63分に最初のカードを切ります。

FWマルシャルに代えて、MFジェシー・リンガードを投入。

FWサンチェスの運動量も落ちてきており、サンチェスの守備の負担をMFリンガードに分散させる意図があったのでしょう。

対するチェルシーのコンテ監督はエースのFWアザールを下げ、MFペドロを投入するという大胆な策を打ってきます。

どちらの采配が吉と出るのでしょうか。

スコアが動いたのは直後の74分。

右サイドに流れたマンチェスター・ユナイテッドFWルカクがボールを受け、中央にクロスを送ると、チェルシーの守備陣はマークを受け渡しをミス。

先ほど投入されたばかりのリンガードがフリーでクロスに完璧に合わせます。

ヘディングシュートがネットを揺らし、マンチェスター・ユナイテッドが逆転に成功します。

敗北すると5位に転落してしまうチェルシーは、何とか追いつこうと77分にDFモーゼスに代えてFWジルー、80分にMFドリンクウォーターに代えてMFセスク・ファブレガスを投入し攻勢を強めます。

一方のマンチェスター・ユナイテッドのモウリーニョ監督は試合を終わらせるべく、FWサンチェスを下げてDFエリック・バイリーを投入し守備固め。

チェルシーが必死にゴールに迫りますが、マンチェスター・ユナイテッドは残りの15分を上手く使い、このまま逃げ切りに成功。

上位対決はマンチェスター・ユナイテッドが2-1で勝利しました。

試合後感想

試合結果
マンチェスター・ユナイテッド【2-1】チェルシー

この試合ではマンチェスター・ユナイテッドのMFマティッチが再三ボールを奪取してチームを救っていました。

危険なバックパスのミスもありましたが、マティッチがいなければ完璧にチェルシーのペースになっていたでしょう。

また、若手のMFマクトミネイもFWアザールを自由にさせまいと、しつこくマークについており、モウリーニョ監督の指示を遂行できる素晴らしい選手だと感じました。

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一方のチェルシーは、MFウィリアンの攻撃が脅威となっていましたが、FWモラタが本調子ではないのか決定機を外したり、判断の遅さが目立ちました。

コンテ監督のアザールを下げた采配は疑問が残るところで、個人的にはモラタを下げてアザールをワントップに据えても良かったのではと思います。

途中投入されたマンチェスター・ユナイテッドのMFリンガードは少ない時間でも結果を残しており、本当にスーパーサブのような扱いですね。

他のクラブに移籍すればスタメンを張れる実力はあると思うのですが、こういった選手もチームにいると面白いですよね。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは「ロメル・ルカク」

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今回はマンチェスター・ユナイテッドFW「ロメル・ルカク」を個人的なマン・オブ・ザ・マッチに選出します。

ルカクはこの試合で全得点に絡んでおり、フィジカルを活かしたキープから中央突破をしての先制点、さらに決勝点となるリンガードの得点をクロスでお膳立てしています。

今夏にマンチェスター・ユナイテッドに加入したルカクは、今季ビッグ6相手には1ゴールも決めておらず批判されてきましたが、この大一番でついに得点。

スランプを抜け出したルカクの今後の爆発に期待したいですね。

まとめ

今節の結果を受けて、マンチェスター・ユナイテッドは2位をキープ。

一方のチェルシーはトッテナムに抜かれて5位に転落、CL出場権確保に黄色信号です。

チェルシーは次節に首位マンチェスター・シティと対戦、この試合でも敗れると上位争いに大幅に遅れを取ってしまいます。

両クラブともCLとの両立をしなければいけないので厳しい戦いが続きますが、怪我人にだけは気をつけて残りのシーズンを戦って欲しいですね。

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