17-18シーズン公式戦-解説

2017-18プレミアリーグ第29節「マンチェスター・シティvsチェルシー」解説

3月5日に行われたプレミアリーグ第29節「マンチェスター・シティ vs チェルシー」をDAZNで観戦。

会場はマンチェスター・シティの本拠地「エティハド・スタジアム」です。

首位を独走状態のマンチェスター・シティに対し、前節ではマンチェスター・ユナイテッドに敗れ順位を5位に落としたチェルシー。

今節も負けてしまうと、CL出場権を得ることができる4位以内との差がさらに広がってしまいます。

チェルシーにとっては負けられない一戦となったこの試合はどのような結末を迎えるのでしょうか?

両チームのスタメン・フォーメーション

マンチェスター・シティ【4-3-3】

ホームのマンチェスター・シティは、4-3-3を採用。

この試合でワントップには「セルヒオ・アグエロ」が入り、ウィングは「レロイ・サネ」と「ベルナルド・シウバ」の2人が務めます。

フェルナンジーニョ」を欠いた中盤には「イルカイ・ギュンドアン」が入り、「ダビド・シルバ」「ケヴィン・デ・ブルイネ」のトライアングルを形成。

最終ラインは左から「オレクサンドル・ジンチェンコ」「アイメリック・ラポルテ」「ニコラス・オタメンディ」「カイル・ウォーカー」です。

FW、MF、DFとそれぞれのポジションに負傷者を抱えるマンチェスター・シティですが、冬にラポルテなどを獲得したこともあり、選手層の厚さは十分です。

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チェルシー【3-4-2-1】

コンテ監督は前節同様3-4-2-1のフォーメーションを採用。

GKには「ティボ・クルトゥワ」、最終ラインは「アントニオ・リュディガー」「アンドレアス・クリステンセン」「セサル・アスピリクエタ」の3枚。

ウィングバックには「マルコス・アロンソ」「ビクター・モーゼス」を、カンテは風邪で欠場のため中盤は「セスク・ファブレガス」と「ダニー・ドリンクウォーター」がコンビを組みます。

その一列前には「ペドロ」と好調の「ウィリアン」、1トップには「アルバロ・モラタ」や「オリヴィエ・ジルー」ではなく、「エデン・アザール」を起用しました。

純粋なセンターフォワードを起用しなかったコンテ監督の采配は吉と出るのでしょうか?

「マンチェスター・シティvsチェルシー」 ハイライト動画

前半 : キックオフからマンチェスター・シティが猛攻

キックオフからマンチェスター・シティが猛攻を仕掛け、チェルシーは全員が自陣に引いて守る展開。

この光景を見ると思い出すのは、先日行われたCLのチェルシーvsバルセロナの一戦です。

チェルシーは横パスのカットを狙っており、高速カウンターからの得点を目指しているようです。

19分にはマンチェスター・シティFWサネが4人をドリブルで抜き、最後はMFベルナルド・シウバがシュートを放ちますが、わずかにゴールポストの上。

前半20分までは完全にチェルシー陣内でのハーフコートゲームとなっており、チェルシーの守備陣は一瞬たりとも気が抜けない展開が続きます。

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ようやくチェルシーにチャンスが訪れたのは24分。

ロングボールを奪ってからのカウンターでMFウィリアンがエリア内まで持ち込みクロスを入れますが、ここはマンチェスター・シティDFオタメンディがブロック。

チェルシーは少ないチャンスを物にするしか無さそうです。

マンチェスター・シティは左サイドのサネが常に脅威となっており、27分にはMFデ・ブルイネのフリーキックを完璧にトラップし、素早くシュート。

なんとかゴールラインのギリギリでDFアスピリクエタがクリアしますが、あわや先制点というシーンでした。

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前半は0-0のスコアレスのまま終了。チェルシーのシュート本数はまさかの0本。

昨季プレミアリーグ王者のチェルシーがここまで押し込まれる展開は予想していませんでしたが、これもコンテ監督の狙い通りかもしれません。

マンチェスター・シティとしては、全員が自陣に引いたチェルシーを崩すのに苦労している印象です。

とはいえ、チェルシーは勝利しなければ厳しい状況なので後半はリスクを侵してくるでしょう。

後半 : 後半開始早々にスコアが動く

先制点は後半開始早々に生まれました。

マンチェスター・シティは縦にロングボールを入れると、チェルシーDFクリステンセンがクリア。

これをマンチェスター・シティFWアグエロがカットすると、後ろから走り込んできたMFダビド・シルバにスルーパス。

ダビド・シルバが中にクロスを入れると、ここに飛び込んできたのは逆サイドのMFベルナルド・シウバ!

ディフェンスの裏から走り込み身体で強引に押し込んだシュートは、名手GKクルトゥワのタイミングをずらし、そのままゴールへと転がりました。

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リードを奪った試合巧者のマンチェスター・シティはいつものように時間を上手く使っていきます。

1点を追う格好となったチェルシー、コンテ監督はどのような攻撃オプションで同点を狙うのでしょうか?

コンテ監督が動いたのは77分、MFウィリアンに代えてFWオリヴィエ・ジルーを投入。

しかし、攻撃の意思統一がされていないチェルシーは、ジルーの高さを活かすハイクロスを入れることができません。

89分にコンテ監督は最後の手段としてFWモラタを投入。

しかし、コンテ監督が攻撃のカードを切るのはあまりにも遅すぎました。

チェルシーは最後まで決定機を作ることができないまま時間だけが過ぎていき、結局シュート本数は3本に留まりました。

昨シーズンのプレミア王者と今シーズン首位チームの注目の一戦は、マンチェスター・シティが1-0で勝利しました。

試合後感想

試合結果
マンチェスター・シティ【1-0】チェルシー

この試合はスコア以上にマンチェスター・シティの圧勝と言っていいほどの試合でした。

コンテ監督の采配に疑問が持たれていますが、僕はスタメンのチョイスには納得しています。

アザールはサイドに置くと、プレスバックの際に守備の戻りが遅くなりがちです。

そのリスクを考慮しつつも、カウンターからの得点を狙うのであればワントップにアザールを置くことは理解できます。

しかし交代策には疑問が残るところで、交代に動くのがあまりにも遅すぎましたし、ジルーを投入した割には特徴を活かせませんでした。

前線にスペースができても誰も入らなかったり、ボールの近くに3人ほど固まってしまったりとチェルシーの攻撃意図がまったく見えませんでした。

一方のマンチェスター・シティはこの試合で902本のパスを成功させています。

この数字は2003-04シーズン以降のプレミアリーグで1試合最多の数字です。

しかし、個人的にはパス成功数が多ければ良いとは思っていません。

パス成功数が多いのは横パスやバックパスなどの安全なパスを選択しているからであり、裏へのロングボールや縦への楔のパスといった得点に繋がるパスが少ないという表れでもあります。実際1点しか取れていませんからね。

この数字から、マンチェスター・シティもチェルシーのカウンターを非常に警戒しており、自陣に引いた守備を崩すのに苦戦していたことがわかります。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは「ダビド・シルバ」

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今回はマンチェスター・シティMF「ダビド・シルバ」を個人的なマン・オブ・ザ・マッチに選出します。

ダビド・シルバはこの試合で決勝点となったベルナルド・シルバの得点を見事なクロスボールでアシストしています。

今シーズンは6ゴール9アシストと好調を維持しており、マンチェスター・シティの攻撃の中心として活躍。

卓越したパスの技術はもちろん、オフ・ザ・ボールの動きも素晴らしいため、シティの若手選手にとっては素晴らしいお手本です。

2010年からマンチェスター・シティに在籍している古株ですが、昨年末に2020年まで契約を延長しており、今後もあらゆる側面でチームに貢献してくれるでしょう。

まとめ

今節の結果を受けて、マンチェスター・シティは首位の独走を継続。また一歩リーグ制覇に近づきましたね。

一方のチェルシーは勝ち点53に留まってしまいました。トップ4入りが不可能になったわけではないものの、非常に厳しい戦いが続いています。

次節、チェルシーはクリスタル・パレスと対戦します。連敗の悪い流れをなんとか断ち切りたいところでしょう。

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