国際サッカー連盟(FIFA)は2019年9月23日に『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2019』と題し、2018-19シーズンにおける各賞を発表しました。
このページでは、ザ・ベスト・フットボールアウォーズ2019の各賞の受賞選手などを掲載します。
目次
男子最優秀選手
リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン代表)
男子最優秀選手には、バルセロナに所属する「リオネル・メッシ」が選出されました。
「The Best」の体制になってからは初受賞ですが、バロンドール時代も含めると6度目の受賞となり、歴代最多記録を更新しました。
メッシは昨シーズン、ラ・リーガで34試合に出場し36ゴール13アシストを記録しており、バルセロナをリーグ優勝に導きました。
また、コパアメリカではアルゼンチン代表で3位。CLではベスト4という成績を残しています。
獲得したタイトルがリーグのみなので受賞には賛否両論ありますが、個人成績はやはり飛び抜けていますね。
女子最優秀選手
ミーガン・ラピノー(レインFC/アメリカ女子代表)
女子サッカーの年間最優秀選手には、アメリカ女子代表の「ミーガン・ラピノー」が選ばれました。
女子ワールドカップではアメリカ代表を2回連続の優勝に導き、ラピノーは6得点3アシストでゴールデンブーツ(得点王)とゴールデンボール(大会MVP)を受賞しました。
自身が同性愛者であることを公表しているラピノーは、多様性を代表するアスリートとしてピッチ内外で大きな話題を集めました。
2019年ワールドイレブン(男子)
ポジション | 選手名 | 所属 |
FW | リオネル・メッシ | バルセロナ |
FW | クリスティアーノ・ロナウド | ユヴェントス |
FW | キリアン・エムバペ | PSG |
MF | エデン・アザール | チェルシー |
MF | フレンキー・デ・ヨング | アヤックス |
MF | ルカ・モドリッチ | レアル・マドリード |
DF | マルセロ | レアル・マドリード |
DF | セルヒオ・ラモス | レアル・マドリード |
DF | マタイス・デ・リフト | アヤックス |
DF | フィルジル・ファン・ダイク | リヴァプール |
GK | アリソン | リヴァプール |
※所属は昨シーズンのクラブ
ワールドベストイレブンには、昨季CLで躍進したアヤックスとリヴァプールから選出が増えましたが、昨季と半分近くは同じというお馴染みのメンバーになってしまいました。
ファイナリストのトッテナムから一人も選ばれていないのはどうなのか・・・と思います。
メッシ、ロナウドは13年連続選出、さらにフランス代表のエムバペは20歳にして2年連続のワールドイレブン選出という偉業を成し遂げました。
最優秀監督(男子)
ユルゲン・クロップ(リヴァプール)
男子の最優秀監督賞は、リヴァプールをチャンピオンズリーグ制覇に導いたクロップ監督です。
クロップ監督は2013年にもノミネートされていましたが、そこでは受賞できず。今回は2度目の挑戦で初受賞となりました。
ドイツ人監督しては2014年のヨアヒム・レーヴ監督(ドイツ代表)以来、3人目の快挙です。
最優秀監督(女子)
ジル・エリス(アメリカ女子代表監督)
女子チームの最優秀監督はアメリカ女子代表を率いる「ジル・エリス」監督です。
エリス監督はアメリカ女子代表を2大会連続の優勝に導き、通算成績は102勝7敗18分けという驚異的なもの。
エリス監督は10月の親善試合をもってアメリカ女子代表監督から勇退する予定となっています。
最優秀ゴールキーパー賞
アリソン(リヴァプール)
リヴァプール最大の泣き所だったゴールキーパーのポジションを、新戦力のアリソンが解決。
移籍初年度ながら抜群のセービングでリヴァプールをチャンピオンズリーグ制覇に導きました。
今ではリヴァプールのディフェンスをファン・ダイクと共に支える大黒柱となっています。
プスカシュ賞(ベストゴール)
ダニエル・ジョーリ(フェヘールヴァール)
OFFICIAL: Daniel Zsori wins the wins the 2019 #Puskas award for his goal against Ferencvaros.#TheBestAwards pic.twitter.com/IcBhRKa8Il
— Goal (@goal) September 23, 2019
最優秀ゴール賞であるプスカシュ賞には、ハンガリーリーグのフェヘールヴァールに所属する18歳「ダニエル・ジョーリ」のオーバーヘッドシュートが選出されました。
オーバーヘッドといえばゴール前の混戦からよく見られるシュートですが、ジョーリのシュートはほとんど真後ろから上げられたクロスにダイレクトで合わせるという超高難易度のもの。
メッシの芸術的なループシュートを抑えての受賞となりました。ジョーリの今後の活躍に注目しましょう。
フェアプレー賞
マルセロ・ビエルサとリーズ・ユナイテッド
フェアプレー賞はチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するリーズ・ユナイテッドと、ビエルサ監督が受賞。
昇格プレーオフを争う一戦で、ビエルサ監督率いるリーズ・ユナイテッドは相手が負傷している最中に得点をしてしまいました。
直後、ビエルサ監督はリーズの選手たちに動かないように指示。相手に同点弾を与えました。
結局、試合は1-1のまま終了。リーズとビエルサ監督の行為を受け、FIFAは「究極の勝利」と評価しました。
FIFAファン賞
グレコ親子
サポーターやファンに送られる「FIFAファン賞」はブラジル・パルメイラスのファン「ニコラス・グレコ」さん(12歳)と母親の「シルヴィア・グレコ」さんが受賞しました。
パルメイラスの大ファンである親子は、昨年9月にコリンチャンス戦を現地観戦。
しかし、ニコラスさんは盲目のため試合の状況がわかりません。そこで、母親のシルヴィアさんは口頭で試合の実況中継をし、ニコラスさんに試合の状況を共有しました。
この様子がインターネットで流れ、大きな感動と共感を呼んだ結果、今回の受賞につながりました。
まとめ
今年はバルセロナのリオネル・メッシが最優秀選手に選ばれました。
個人的にはファイナリストにも選ばれていて、CL制覇を成し遂げたリヴァプールのファン・ダイクでも良かったかな。と思います。
2019-20シーズンも各選手の活躍に期待しましょう!