2018年7月にリヴァプールFCは、リヴァプールU-23に所属している18歳の若手ストライカー、ライアン・ブリュースターとプロ契約を締結しました。
契約年数は明らかになっていませんが、複数のメディアが5年契約と報じています。
今回は、リヴァプール期待の若手であるライアン・ブリュースターとはどのような選手なのか見ていきましょう。
目次
ライアン・ブリュースターの基本情報
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所属 | リヴァプール |
背番号 | 24 |
ポジション | FW |
国籍 | イングランド |
生年月日 | 2000/04/01 |
身長 | 180cm |
体重 | 75kg |
ライアン・ブリュースターの経歴
ブリュースターはロンドン近郊のチャドウェル・ヒースに生まれ、2~3歳のときから父親の影響でサッカーを始めました。
そして8歳のときにロンドンのクラブであるチェルシーの下部組織に入団します。(このときにはアーセナルやウエストハムなども興味を示したとされ、すでに注目を集める存在でした)
しかし、チェルシーは若手を繰り返しレンタルに出す方針で、トップチームに昇格できる選手はほとんどいないことから、ブリュースターはトップレベルでのプレーを求めて2014年にリヴァプールの下部組織へ移ります。
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その後も成長を続けたブリュースターは2016年10月にはファーストチームの親善試合に帯同し、アクリントン・スタンリーFC戦でハットトリックを達成。
さらに2017年4月23日日のクリスタル・パレス戦ではプレミアリーグで初めてのベンチ入り。出場は叶いませんでしたが、クロップ監督の期待が伺えます。
世界に名を知らしめたU-17ワールドカップ
イングランド代表U-16、U-17、U-18に選出されているブリュースターですが、彼の名前が世界に広まったのは2017年にインドで開催されたU-17ワールドカップでの活躍からでしょう。
U-17ワールドカップでブリュースターは、アメリカとブラジルに対しハットトリックを達成するなど、合計8得点をマークする活躍で得点王に輝き、イングランド代表を優勝に導きました。(ちなみに、日本代表とイングランド代表は決勝トーナメント1回戦で対戦し、PK戦でイングランド代表が勝利しています)
ワールドカップでの活躍からビッグクラブの注目を集める
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U-17ワールドカップの活躍から、PSG、ユベントス、バルセロナなど多くのビッグクラブからオファーを受けたブリュースターですが、それらを断り、リヴァプールでプレーすることを選びました。
ブリュースターはリヴァプールの公式サイトで以下のように語っています。
「素晴らしい気分だよ。正しい選択だと思う。リヴァプールは僕にとってすばらしい環境だし、家族のように僕を扱ってくれている。ファーストチームでプレーするのが待ち遠しい」
ライアン・ブリュースターのプレースタイル
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ブリュースターの魅力は、決定力とエリア内での落ち着きです。
ストライカーとして求められる決定力はもちろん備えつつも、エリア内で複数のディフェンスに寄せられても冷静にプレーでき、周りの選手にラストパスも出せる万能型のストライカーだと言えるでしょう。
スピードにも強みがあり、裏抜けからチャンスを作ることもしばしば。
両足どちらでも高精度のキックができるので、フリーキックも上手く、18歳にしては完成度の高いストライカーです。
まとめ
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今回はリヴァプール、そしてイングランド代表の期待の星「ライアン・ブリュースター」について見てきました。
今シーズン、クロップ監督はブリュースターをトップチームの構想に入れているとのことでしたが、1月に開催されたU-23マンチェスター・シティでの試合で大怪我を負い、12月までの離脱が決定しています。
若い選手なので焦らず完治させてほしいです。
ブリュースターは18歳とは思えないほどの完成度をもつストライカーですが、プレミアリーグでプレーするには、もう少しフィジカルの強化とポストプレーやヘディング技術の向上が必要だと思います。
ブリュースターのプレミアリーグデビューが待ち遠しいですね。