プレミアリーグ

トッテナムの「リトル・イニエスタ」こと若手MFハリー・ウィンクスとは?

Martin Hesketh by flickr (CC BY 2.0)

ハリー・ウィンクスはまるでイニエスタのような選手ではないか」

トッテナム・ホットスパーズの監督ポチェッティーノに、あのFCバルセロナMFの「リトル・イニエスタ」と称された21歳のハリー・ウィンクス。

身長171センチと小柄ながら、卓越したボールコントロールと豊かなパスセンスをもち合わせる天才肌のMFであるイニエスタは、バルセロナの下部組織でその才能を磨き上げ、FIFA年間最優秀選手候補に何度もノミネートされるほどの名手となった。

そんなイニエスタと比較されるハリー・ウィンクスは、トッテナムの次代のセントラル・ミットフィールダーとの評判で、トッテナムの下部組織出身でありイングランド各年代別の代表チームの常連でもあった。

ハリー・ウィンクスは昨季2016 -17シーズン、トップチームにて33試合出場を達成したが、2017年4月のバーンリー戦にて膝を負傷して以降、シーズン中の復帰は絶望的と報じられた。

そんな期待の若手MFハリー・ウィンクスに迫りたい。

ユース時代から将来を期待されてきたハリー・ウィンクス

トッテナムの下部組織にて成長を見せてきたハリー・ウィンクスは2013 -14シーズン、当時U-18チーム所属ながらトップチームでの練習に頻繁に参加していた。

そして同シーズン、リヴァプールなどの強豪戦においてもベンチ入りを果たした。

2013 -14シーズンではその他にもトッテナムU-21チームのゲームに出場するなどして経験を積んだ一方、U-18チームにて14ゴールを記録した。

翌2014 -15シーズンでは、U-21チームにて18試合出場2ゴールをマークし、2014年11月のヨーロッパリーグ=パルチザン・ベオグラード戦にて途中出場ながら念願のトップチームデビューを果たした。

2015 -16シーズンは前年と同様にU-21チームで出場経験を重ね、カップ戦を中心に起用されながら、プレミアリーグ最終節のエヴァートン戦にてベンチ入りを果たし、多くのファンにトップリーグでのデビューが近づいていることを予感させた。

そして2016 -17シーズン、2016年8月27日にプレミアリーグ=リヴァプール戦にてデビューを飾る。

このシーズンはトップチームにて33試合ものゲームに出場するなど、「大躍進」の年を過ごすかと思われた。

しかし、シーズン終盤2017年4月1日にハリー・ウィンクスは膝に重傷を抱え、各メディアからシーズン中の復帰は絶望的だと伝えられ、実際にシーズン中に復帰することは叶わなかった。

「リトル・イニエスタ」と賞賛されるハリー・ウィンクス

ハリー・ウィンクスをイニエスタに例えたのはポチェッティーノ監督本人であった。

そんな彼の実際のプレーを見るに、中盤の底からのゲームメイキングに特徴が感じられる。

広い視野を持つ身長178センチの右利きMFハリー・ウィンクスは、正確なロングフィードと小気味良いパス交換で味方のプレーをうまく引き出している。

力強い突破を得意するドリブラータイプではないが、巧みなボールコントロールは実に魅力的で、そのキープ力と敏捷性にはイニエスタの姿を思い浮かべたくなるのも道理だ。

ちなみに、英紙『The Telegraph』は、ハリー・ウィンクスはポチェッティーノ監督から「リトル・イニエスタ」のニックネームを与えられたと報じた。

これを受けて本人は、「言われたことはないな。イニエスタはとても好きな選手だから例えられるのは悪くないけど、僕は僕で、誰とも比べられるものでもないと思う。」

「もちろん今の僕はイニエスタのレベルではない。けれど彼のプレーの一部は僕の中に存在していると思う。イニエスタのプレーは僕が目指しているプレーの形のひとつだからね。」

と発言し、自身のプレースタイルに対する自信をのぞかせた。

ハリー・ウィンクスの新シーズン

2016 -17シーズン終盤にケガに苦しめられ、それまでの活躍に水を差されてしまったハリー・ウィンクス。

しかし2017年7月14日の英紙『football.london』によると、彼が復帰に向けて準備を整えており、米国遠征に帯同するだろうと報じられた。

そしてハリー・ウィンクスは米国での遠征で実際に3試合に出場を果たし、着々とコンディションを整えている。

トッテナムの公式サイトで彼は次のように発言。

「現在も、昨シーズンと同じレベルに戻れるように調整しているところだよ。去年はケガを負ったけど、万事順調に進んでいるよ」

リーグ屈指の攻撃力を誇り、かつ有望な若手を数多くかかえるトッテナムにて、彼は若くして出場機会に恵まれた。

彼のキャリアはトッテナムの下部組織の選手はもちろん、イングランドの若手選手にとっても目指すべき道に他ならない。

ハリー・ウィンクスは無事に復帰を果たし、昨シーズン以上のインパクトを残すことができるのだろうか。

「トッテナムのイニエスタ」の勝負の1年が始まろうとしている。

 

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