大手コンサルティング会社「KPMG」が2019年1月1日付けのサッカー選手市場価値ランキングを発表しました。(https://www.footballbenchmark.com/home)
多くの英国メディアでこのランキングは取り上げられており、『デイリー・メール』によると、この調査は過去6年間の情報分析による独自アルゴリズムによって算出されたものになります。(考慮されるのは、ポジションや年齢、国籍、個人成績、契約状況など様々です。)
この記事では、ランキングに選出された選手と所属クラブ、日本円での市場価値を掲載します。
2019年1月 サッカー選手市場価値ランキング
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順位 | 選手名 | クラブ | 市場価値 |
1 | ネイマール | PSG | 約282億円 |
2 | キリアン・エムバペ | PSG | 約265億円 |
3 | リオネル・メッシ | バルセロナ | 約250億円 |
4 | モハメド・サラー | リヴァプール | 約207億円 |
5 | ハリー・ケイン | トッテナム | 約186億円 |
6 | エデン・アザール | チェルシー | 約183億円 |
7 | ケヴィン・デ・ブライネ | マンチェスター・C | 約159億円 |
8 | アントワーヌ・グリーズマン | アトレティコ・マドリード | 約155億円 |
9 | ポール・ポグバ | マンチェスター・U | 約149億円 |
10 | フェリペ・コウチーニョ | バルセロナ | 約147億円 |
11 | ラヒーム・スターリング | マンチェスター・C | 約137億円 |
12 | C・ロナウド | ユヴェントス | 約134億円 |
13 | ロベルト・フィルミーノ | リヴァプール | 約128億円 |
14 | ロメル・ルカク | マンチェスター・U | 約127億円 |
15 | デレ・アリ | トッテナム | 約126億円 |
16 | レロイ・サネ | マンチェスター・C | 約125億円 |
17 | パウロ・ディバラ | ユヴェントス | 約118億円 |
18 | トニ・クロース | レアル・マドリード | 約117億円 |
19 | マウロ・イカルディ | インテル | 約112億円 |
20 | テア・シュテーゲン | バルセロナ | 約111億円 |
21 | セルヒオ・アグエロ | マンチェスター・C | 約110億円 |
22 | ガブリエル・ジェズス | マンチェスター・C | 約109億円 |
23 | サディオ・マネ | リヴァプール | 約109億円 |
24 | ロベルト・レヴァンドフスキ | バイエルン | 約108億円 |
25 | エンゴロ・カンテ | チェルシー | 約106億円 |
26 | アリソン | リヴァプール | 約105億円 |
27 | クリスチャン・エリクセン | トッテナム | 約105億円 |
28 | ラファエル・ヴァラン | レアル・マドリード | 約101億円 |
29 | ルイス・スアレス | バルセロナ | 約100億円 |
30 | ヤン・オブラク | アトレティコ・マドリード | 約99億円 |
31 | エデルソン | マンチェスター・C | 約99億円 |
32 | サウール・ニゲス | アトレティコ・マドリード | 約98.5億円 |
33 | ウスマン・デンベレ | バルセロナ | 約93.6億円 |
34 | マルコ・アセンシオ | レアル・マドリード | 約92.8億円 |
35 | カゼミロ | レアル・マドリード | 約92.4億円 |
36 | サミュエル・ユムティティ | バルセロナ | 約90億円 |
37 | コケ | アトレティコ・マドリード | 約89億円 |
38 | イスコ | レアル・マドリード | 約87億円 |
39 | マーカス・ラッシュフォード | マンチェスター・U | 約87億円 |
40 | ミラレム・ピアニッチ | ユヴェントス | 約86.3億円 |
41 | ガレス・ベイル | レアル・マドリード | 約86.2億円 |
42 | ハメス・ロドリゲス | バイエルン | 約85億円 |
43 | リヤド・マフレズ | マンチェスター・C | 約84.8億円 |
44 | オーバメヤン | アーセナル | 約84.2億円 |
45 | ジョシュア・キミッヒ | バイエルン | 約83.6億円 |
46 | トマ・レマル | アトレティコ・マドリード | 約82.4億円 |
47 | フロリアン・トヴァン | マルセイユ | 約81.8億円 |
48 | アントニオ・リュディガー | チェルシー | 約81.5億円 |
49 | ジョン・ストーンズ | マンチェスター・C | 約81億円 |
50 | ティモ・ヴェルナー | RBライプツィヒ | 約81億円 |
トップ50の所属リーグを分析
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所属リーグ | ランクイン数 |
プレミアリーグ(イングランド) | 22 |
ラ・リーガ(スペイン) | 17 |
ブンデスリーガ(ドイツ) | 4 |
セリエA(イタリア) | 4 |
リーグ・アン(フランス) | 3 |
ランクインした選手たちの所属リーグを分析してみると、プレミアリーグとラ・リーガに市場価値の高い選手が集中していることがわかります。
この2つのリーグは選手たちの間から「目指すべきリーグ」とされるだけあって人気が高いようですね。
セリエAとブンデスリーガでランクインした選手はほぼユヴェントスとバイエルンの選手ですので、リーグ内での1極集中が顕著だと言えるでしょう。
セリエAとブンデスリーガが人気を得るためには、他のクラブも有力な選手を擁して王者を脅かさなければなりません。
トップ50の所属クラブを分析
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クラブ名 | ランクイン人数 |
マンチェスター・C | 8 |
レアル・マドリード | 6 |
バルセロナ | 6 |
アトレティコ・マドリード | 5 |
リヴァプール | 4 |
ユヴェントス | 3 |
バイエルン | 3 |
トッテナム | 3 |
チェルシー | 3 |
マンチェスター・U | 3 |
PSG | 2 |
アーセナル | 1 |
インテル | 1 |
マルセイユ | 1 |
RBライプツィヒ | 1 |
ランクインした選手たちをクラブ別にカウントしてみると、マンチェスター・シティが8名と1位に。市場価値の高い若手を中心に有力選手を多く抱えていることがわかりますね。
レアル・マドリードは6名がランクインしていますが、最高位が18位のクロースと、かつてほど銀河系軍団という訳ではなさそうです。
レアルは近年、ビッグネーム獲得よりも若手に投資しているので補強戦略が変わってきたと言えるでしょう。
PSGは市場価値の最も高いネイマールと2位のエムバペを擁していますが、他の選手たちは50位以内にランクインしていません。
欧州で安定した成績を残したいのであれば、チーム内での格差をなんとかしなければならないでしょう。
まとめ
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サッカーはチームスポーツなので、市場価値が高い選手がいれば勝てるという訳ではありません。
莫大な資金力を持つクラブが多いですが、その資金を賢く使わなければCLでトロフィーを勝ち取るのは難しいでしょう。
スタープレイヤーを獲得するのはマーケティング面では大きな成果をもたらしますが、チームが強くなるかというのはまた別の話です。
攻撃の選手ばかりにお金を投じても守備がお粗末だとバランスが崩壊しますし、適材適所の補強戦略というのが必須です。
その点をうまくやっているのが「マンチェスター・シティ」や「リヴァプール」で、自分たちの弱点を的確に補強しており、チームとして年々強くなっています。
常勝軍団であるレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンはまさに世代交代の最中という感じで、本来の強さを取り戻すには少し時間がかかりそうですね。
次回の発表ではどの選手がランクインしてくるのか楽しみです!