2018FIFAワールドカップ ロシア大会の決勝トーナメント1回戦が終わり、ベスト8に進出するチームが確定しました。
このページでは、Tavitt Footballが選出する決勝トーナメント1回戦のベストイレブンを掲載します。
目次
Tavitt Football選出!決勝トーナメント1回戦ベストイレブン
ネイマール(ブラジル)
ブラジル代表のエース、ネイマールはメキシコ戦で1ゴール1アシストを記録してセレソンをベスト8進出に導きました。
ファウルに対しての過剰な演技で批判されることも多いですが、実力はやはり世界最高峰。
メキシコ戦では前半に厳しいマークに苦しみましたが、後半は大活躍をして見せました。
前回大会では自国開催ながらもドイツに7-1と衝撃の敗戦をしてしまったブラジル。
決勝進出はネイマールのパフォーマンス次第でしょう。
エディソン・カバーニ(ウルグアイ)
ウルグアイ代表FWのエディソン・カバーニはポルトガル戦で2ゴールをマークし、今大会3得点としています。
特に1点目は圧巻で、逆サイドにいたスアレスへ正確なサイドチェンジ、そしてスアレスからのクロスに高打点のヘディングで合わせて先制点をを奪っています。
得点能力もずば抜けていますが、守備面でも献身的な動きを見せるのがカバーニの素晴らしいポイントで、攻守両面に渡ってチームを支えました。
この試合で負ったふくらはぎのケガが不安で、次戦はカバーニの出場の有無で結果が変わるかもしれません。
キリアン・エムバペ(フランス)
決勝トーナメント1回戦で最も活躍した選手と言えるのがフランス代表の19歳、キリアン・エムバペです。
アルゼンチン戦では先制点となるPKを奪取し、その後2得点を決めています。
エムバペの武器は爆発的なスピードとテクニック、そして決定力、とても19歳とは思えない完成度です。
10代でのW杯1試合2ゴールは”サッカーの王様”ペレ以来。
人間性もまさにワールドクラスで、W杯で得た出場給はすべて慈善団体に寄付すると明言しています。
エミル・フォルスベリ(スウェーデン)
絶対的存在だったズラタン・イブラヒモビッチが抜けたスウェーデン代表を支えるのが、10番を背負うエミル・フォルスベリです。
司令塔として君臨し、卓越したボールコントロールとパスセンスが武器のフォルスベリですが、スイス戦では決勝点もマークしています。
フォルスベリの活躍もあり、スウェーデン代表は1994年のアメリカ大会以来となるベスト8進出。
イブラヒモビッチが抜けても強いチームであることを証明し、フォルスベリは新たなスウェーデン代表の顔となりました。
乾貴士(日本)
惜しくも敗れてしまったベルギー代表との試合で、左サイドで脅威となっていたのが乾です。
香川、長友との左サイドでのコンビネーションは見事で、日本の攻撃における大きな武器となっていました。
乾といえば正確でカーブがかかったコントロールシュートが武器ですが、この試合では衝撃の無回転ミドルシュートを決めてみせました。
キーパーはチェルシー所属のクルトゥワだったのですが、身長約2メートルの名手クルトゥワでも届かないシュートは今大会屈指のスーパーゴールでした。
チームは敗退してしまいましたが、大会で2ゴールを挙げ世界中に名前を知らしめましたね。
今シーズンはレアル・ベティスへの移籍が決まっているので、新天地での活躍に期待しましょう。
柴崎岳(日本)
日本代表の中でも大きく評価を高めたのが柴崎でしょう。
ベルギー戦では先制点の起点となり、絶妙なスルーパスを通してアシストを記録しています。
今大会では視野の広さとパスセンス、ゲームメイクスキルを随所に見せつけ、日本代表の躍進に大きく貢献しました。
その活躍には世界が注目しており、ワールドカップで市場価値が大きく上昇した選手の1人に数えられています。
ドルトムントやミランが興味を示しているとも言われ、今夏の去就が気になりますね。
エンゴロ・カンテ(フランス)
チェルシー、そしてフランス代表でも代えの利かない中盤として君臨しているのがカンテです。
アルゼンチン戦では世界最高のプレーヤーであるメッシを封じるという、最も難しい任務を見事に遂行して見せました。
ボール奪取能力、危機察知能力はもちろん素晴らしいのですが、攻撃でも鋭い縦パスで得点に絡む活躍を見せています。
全ポジションに素晴らしいタレントを揃えるフランス代表ですが、1番失いたくないのがこのカンテかもしれません。
ジェリー・ミナ(コロンビア)
コロンビア代表はPK戦の末、イングランド代表に敗北してしまいましたが、1-0で負けていた後半アディショナルタイムに同点弾を叩き込んだのがDFジェリー・ミナです。
23歳のミナはセンターバックとして経験不足な面も見られますが、空中戦の強さは際立っており、今大会ではDFながらも3ゴールをマーク。
DFの選手が1ワールドカップで3得点するのは1974年大会以来44年ぶりのことで、歴史的な記録となりました。
今大会での悔しさをバネにワールドクラスへの道を歩んで欲しいですね。
アンドレアス・グランクビスト(スウェーデン)
スウェーデンの堅守を支えるキャプテンは、スイス戦でも見事なパフォーマンスを披露しました。
経験を活かした的確なポジショニングやカバーリングでスイスの攻撃をシャットアウト。
球際でも圧倒的な強さを見せ、スウェーデン代表の最終ラインに安定感をもたらせています。
今大会で躍進を見せているスウェーデン代表ですが、グランクビストの存在は大きいでしょう。
ベンジャマン・パヴァール(フランス)
フランス代表でのキャップ数がほとんど無いながらも本大会に招集されたパヴァールは、アルゼンチン戦で強烈なボレーシュートを決めてベスト8進出に貢献しました。
若干22歳でポジショニングなどの経験不足が見られるシーンもありましたが、それでもあのボレーシュートは見事、大会ベストゴールに選出されるかもしれません。
パヴァールにとってがこれがA代表初ゴールとなり、本人も驚きだというコメントを残しています。
この活躍で、来夏からドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンへの加入が決定的となっていると報道されており、今大会で株を大きく上げた選手の1人でしょう。
イゴール・アキンフェエフ(ロシア)
シュマイケル(デンマーク)、オチョア(メキシコ)、スバシッチ(クロアチア)など、PK戦も多くGKが活躍する試合が多かったラウンド16。
その中でもスペインを破って大番狂わせを起こしたロシア代表のGKアキンフェエフを選出します。
スペインの猛攻をビッグセーブ連発でしのぎ、PK戦では片足のつまさきでセーブするという見事なプレーを披露。
開催国ロシアのベスト8進出に大きく貢献しました。
アキンフェエフはロシアの強豪CSKAモスクワに4歳から所属し、369試合に出場、代表では100キャップ以上を誇ります。
キャリアのすべてをロシアで過ごしているアキンフェエフにとって、自国開催には相当な思い入れがあるでしょう。
ベスト8の中でロシアは最弱という見方もありますが、ホームサポーターの声援を後押しに頑張って欲しいですね。
まとめ
日本代表は惜しくも敗れてしまい、ベスト8への進出は叶いませんでした。
しかし、日本サッカーが成長していることを確かに感じさせるワールドカップになったと思います。
決勝トーナメントはやはりハイレベルな試合が多く、どのゲームも見応えがありますね。
ワールドカップも残り8試合となります、最後まで楽しみましょう!