UEFAチャンピオンズリーグ2017-18には、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、リヴァプール、チェルシーと、プレミアリーグのクラブが5チーム出場しています。
チェルシー以外はグループリーグで首位通過を決め、ラウンド16では同国以外のグループ2位だったクラブと対戦します。
一方、2位通過したチェルシーは同国以外のグループ1位のクラブと対戦となります。
先日、スイスのニヨンで決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が行われました。
今回の記事では、ラウンド16の組み合わせと、プレミア勢がどのような対戦相手と戦うのかを見ていきましょう。
目次
ラウンド16対戦カード一覧
ユヴェントス(イタリア) VS トッテナム(イングランド)
バーゼル(スイス) VS マンチェスター・シティ(イングランド)
ポルト(ポルトガル) VS リヴァプール(イングランド)
セビージャ(スペイン) VS マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
レアル・マドリード(スペイン) VS パリ・サンジェルマン(フランス)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ) VS ASローマ(イタリア)
チェルシー(イングランド) VS バルセロナ(スペイン)
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) VS ベジクタシュ(トルコ)
昨季プレミア王者のチェルシーは最悪の組み合わせに
グループステージ最終節で決定機を逃し続け、グループ2位通過となってしまった昨季プレミア王者のチェルシーは、スペインのバルセロナと対戦します。
グループ2位通過ということで、同国以外の他グループ首位クラブ(PSG、バルセロナ、ベジクタシュ)のいずれかとの対戦が確定していましたが、今季リーガエスパニョーラで無敗のバルセロナを引き当ててしまいました…
しかし、悲観ばかりしていられません。チェルシー率いるコンテ監督は抽選後に「相手にとっても嫌な組み合わせ」と意気込んでいます。
バルセロナには世界最高の選手であるメッシがいるとは言え、ネイマールが去ったバルセロナは戦いやすくなっているイメージです。
チェルシーvsバルセロナの一戦はプレミア勢が復活したことを証明するチャンスでもあるでしょう。
トッテナムは昨季ファイナリストと対戦
グループHを首位通過したトッテナムは、昨季のCLファイナリストであるユベントスを引き当てました。
ユベントスは今季セリエAで3位に甘んじており、CLグループステージではバルセロナに2試合連続で完封されるなど、好調とは言えません。
しかし、昨季はCLでファイナルまで進出しているので、生半可な気持ちで挑むと確実にやられてしまうでしょう。
トッテナムはグループステージで昨季のCL王者であるレアル・マドリード相手に勝利しているので、本来の強さが出せればユベントス戦でも勝つことができるでしょう。
ハリー・ケインやエリクセンといった主力がベストコンディションで試合に臨めるかがカギになりそうです。
プレミア首位独走中のマンチェスター・シティには運も味方する
マンチェスター・ダービーを見事に制し、プレミアリーグで首位を独走しているマンチェスター・シティは、スイスのバーゼルを引き当てました。
これは結果が読みやすい組み合わせです。
プレミアリーグ新記録の14連勝を記録している今季のマンチェスター・シティがバーゼルに敗れるところなど想像できません。
グアルディオラ監督としては、ラッキーな抽選でしたね。今後を見据えてどのような布陣で挑むのでしょうか。
マンチェスター・シティは順当にベスト8に進出するでしょう。
CLの舞台で新旧EL王者対決が実現
グループ首位通過とはいえ、バイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリードを引き当てる可能性があったマンチェスター・ユナイテッドですが、スペインのセビージャとの対戦となりました。
昨季のEL王者であるマンチェスター・ユナイテッドと、2013-14シーズンからELを3連覇したセビージャの新旧EL王者対決は、舞台をCLに移して実現。
セビージャは、グループステージでリヴァプール相手に3点のビハインドから追いつくなど、不屈の闘志を持つチームです。
しかし、リーガ・エスパニョーラでは得点力に難があり、15試合で19ゴールに留まっています。
モウリーニョ監督率いる堅守速攻のマンチェスター・ユナイテッドなら問題なく勝利することができるでしょう。
リヴァプールはポルトガルの強豪と対戦
マンチェスター・ユナイテッド同様にバイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリードを引き当てる可能性があったリヴァプールですが、ラウンド16ではポルトガルのFCポルトと対戦することになりました。
FCポルトは今季国内リーグでは無敗と圧倒的な強さを誇りますが、CLグループステージではトルコのベジクタシュに勝ち切れず、6試合合計で10失点もしています。
FWマネ、FWフィルミーノ、FWサラーの攻撃力が爆発すれば、リヴァプールの圧勝もあるでしょう。
まとめ
ラウンド16の抽選はプレミア勢にとってはまずまずのドローだったのでは無いでしょうか。
CLを毎年見ている方なら分かると思うのですが、プレミア勢にとってベスト8の壁は厚いです。
順当に行けば、リヴァプールとマンチェスターの2クラブはベスト8進出が濃厚。
チェルシーとトッテナムのロンドン勢は厳しい戦いとなりますが、なるべく多くのクラブをベスト8で見てみたいものです。
プレミア勢の躍進に期待しましょう。