17-18シーズン公式戦-解説

2017-18プレミアリーグ第18節「マンチェスター・シティ vs トッテナム」解説

12月17日に行われたプレミアリーグ第18節「マンチェスター・シティvsトッテナム」をスポナビライブで観戦。

会場はマンチェスター・シティの本拠地「エティハド・スタジアム」です。

ホームのマンチェスター・シティはプレミアリーグ新記録である15連勝と絶好調。

首位のマンチェスター・シティと4位のトッテナムの試合はどのような結末を迎えるのでしょうか。

両チームのスタメン・フォーメーション

マンチェスター・シティ【4-3-3】

ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティは4-3-3のフォーメーションを採用。

この試合でワントップにはFW「セルヒオ・アグエロ」が入ります。

ウィングはFW「レロイ・サネ」とFW「ラヒーム・スターリング」の若手2人が務めます。

MF「ダビド・シルバ」はベンチスタートで、この試合ではMF「イルカイ・ギュンドアン」がMF「ケヴィン・デ・ブルイネ」とMF「フェルナンジーニョ」と中盤を形成。

最終ラインは左からMF「ファビアン・デルフ」DF「エリアカン・マンガラ」DF「ニコラス・オタメンディ」DF「カイル・ウォーカー」。

マンチェスター・シティはこの試合でも勝利して無敗記録を伸ばすことができるのでしょうか?

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トッテナム【4-3-1-2】

対するトッテナム・ホットスパーは、4-3-1-2を採用。

守備の中心であるDF「トビー・アルデルヴァイレルト」はハムストリングを痛めて離脱しているため、最終ラインの中央には「ヤン・フェルトンゲン」「エリック・ダイアー」が配されます。

ウィングバックにはDF「ダニー・ローズ」と、クロス職人の「キーラン・トリッピアー」のコンビ。

中盤はダイヤモンド型の陣形。ポチェッティーノ監督は、相手の中盤3枚を制圧する意図があるのでしょう。

フィジカルが強いMF「ムサ・デンベレ」を守備的MFに配し、トップ下にはMF「デレ・アリ」、両サイドはMF「クリスチャン・エリクセン」とMF「ハリー・ウィンクス」です。

最前線はFW「ハリー・ケイン」とMF「デレ・アリ」の2トップ。

首位相手とはいえ、4位からの浮上を目指すトッテナムは確実に勝利したいゲームでしょう。

「マンチェスター・シティvsトッテナム」 ハイライト動画

前半 : 先制点はやはり首位のシティ

試合開始直後から両クラブともに激しく前線からプレスをかける展開。

マンチェスター・シティは早いプレスを避けるため、ワンタッチで素早いパス回しをしていますが、ダイヤモンド型の中盤を形成しているトッテナムの網に引っかかってしまいます。

ここまではトッテナム率いるポチェッティーノ監督の狙い通りでしょう。

スコアが動いたのは14分。この試合最初のコーナーキックからでした。

左サイドからのコーナーキックを得たマンチェスター・シティ。キッカーはFWサネです。

サネが中央にスピードのあるボールを入れると、ヘディングで合わせたのは、この試合でシルバに代わって起用されたMFギュンドアン。

監督の期待に応えたギュンドアンの一発で、ホームのマンチェスター・シティが先制します。

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守備の要であるアルデルヴァイレルトを欠いたトッテナムは、マークの付き方が明確になっていないようです。

中盤の潰しに苦しむマンチェスター・シティは、徐々に裏に抜けるようなロングボールを増やし、トッテナムの守備陣に揺さぶりをかけています。

34分、トッテナムがボールを回し、ボックス付近でボールを受けたトッテナムFWケインはワントラップから素早くシュートを打ちます。

巻いてきたボールはわずかにポストの右。マンチェスター・シティは得点後も守備のインテンシティが高く、相手に余裕を持たせません。

前半はマンチェスター・シティのリードで終了。

トッテナムは前半枠内シュート0で、ここまではホームのマンチェスター・シティのペースで試合が進んでいます。

トッテナムは中盤でボールを奪取できていましたが、自分たちの思ったような攻撃ができずに逆にカウンターを食らう場面が目立っていました。

そこでポチェッティーノ監督は守備的MFを2枚にポジションチェンジを図ります。

後半 : トッテナムが反撃に出るもゴールは遠い

後半に入ると、トッテナムは徐々に押し返していきます。

50分。トッテナムは右サイドでフリーキックを獲得。

キッカーのMFエリクセンが中央にボールを入れますが、これは味方に合いません。

直後、マンチェスター・シティFWスターリングの脛をトッテナムFWケインがスライディングで蹴ってしまい、あわや退場というプレーでしたが、ここはイエローカードで助かりました。

55分、トッテナムFWケインが強烈なミドルシュートを放ちますが、GKエデルソンがビッグセーブ。

トッテナムはなかなか同点に追いつくことが出来ずに時間が経過していきます。

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69分、中央からマンチェスター・シティMFギュンドアンが左サイドにスルーパス。

MFデ・ブルイネがボールを受けると、そのままドリブルでボックス内に侵入。

利き足とは逆の左足で放ったシュートは、GKロリスの手を弾いてゴールイン。

エースの強烈な一撃でマンチェスター・シティがリードを2点に広げます。

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75分、再び左サイドをマンチェスター・シティMFデ・ブルイネが抜け出すと、トッテナムDFフェルトンゲンがエリア内でファウルをしてしまい、PKの判定。

アグエロに代わって入っていたFWガブリエル・ジェズスがキッカーを務めますが、ここはシュートをポストに当ててしまいます。

ジェズスは12節のレスター戦以来ゴールを奪えておらず、ポジション争いという点ではFWアグエロの方がリードしているので、どうしても得点が欲しいところでしょう。

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ダメ押し点を奪うチャンスを逃したマンチェスター・シティですが、81分にはデ・ブルイネの起点から再びチャンスを迎えます。

MFデ・ブルイネが見事なボディバランスでボールキープをすると、MFギュンドアンにボールを預けます。

ギュンドアンは左サイドに走り込んでいたFWサネに完璧なタイミングでスルーパス。

サネはGKと一対一となりますが、冷静に横パスを選択し、これを逆サイドのFWスターリングが押し込んで3-0とします。

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トッテナムの守備陣はこれで集中力が切れてしまったのでしょうか、89分、トッテナムDFダイアーがトラップミスをしてしまい、マンチェスター・シティFWスターリングにボールが渡ってしまいます。

スターリングはGKロリスの股を抜いてかわし、無人のゴールにボールを流し込みます。

マンチェスター・シティの4点のリードのまま迎えたアディショナルタイム。

92分にトッテナムMFエリクセンが意地のゴールで1点を返しますが、すでにゲームの勝敗は決まっています。

マンチェスター・シティがビッグ6同士の対決を制し、プレミアリーグの連勝記録を16に伸ばしました。

試合後感想

試合結果
マンチェスター・シティ 【4-1】 トッテナム

この試合でもトッテナムは守備の要であるアルデルヴァイレルトの不在が大きかったです。

1失点目はセットプレーの付き方が甘く、試合終盤には守備陣の集中力が切れてしまって立て続けに失点。

ディフェンスリーダーを欠くとここまで守備が不安定になってしまうのか・・・というのが正直なところです。

この試合では中盤をダイヤモンドに形成したトッテナムが、中央でボールを奪うことに成功していましたが、いつもと違うフォーメーションだからなのか、自分たちの思うような攻撃ができずにいました。

マンチェスター・シティは、相手の2トップが最終ラインにハイプレスをかけてくると見るや、GKエデルソンが左右にボールを蹴り分けたり、ボールが回らない場合は左サイドバックのデルフが中央に流れてきてパスコースを増やしたりと、選手個々が状況に応じて戦術を切り替えているように見えたのが印象的です。

この試合では、そのような「考える」という面での個人能力の差が出たのではないかと感じます。

むしろ、今季のマンチェスター・シティの強さはそういった選手個人のサッカーIQの高さにあるのではないでしょうか。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは「ケヴィン・デ・ブルイネ」

今回は1ゴールを決めたマンチェスター・シティMF「ケヴィン・デ・ブルイネ」を個人的なマン・オブ・ザ・マッチに選出します。

この試合では、リードを2点に広げる左足からの強烈なシュートを決めたのに加え、得点とはなりませんでしたがPKも奪取しています。

中盤でマンチェスター・シティの攻撃を組み立てるだけではなく、自らもゴールを奪えるまさにチームの中心選手です。

今季のマンチェスター・シティの快進撃はデ・ブルイネ無しでは語れないでしょう。

グアルディオラ監督は試合後に以下のように語っています。

「全選手にありがとうと言いたいが、特にケビンに言いたい。一番才能ある選手の一人で、ボールのないところでも、どれほど走っているのか見れただろう。若い選手のお手本だ。下部組織やフォーデン、ディアスにとってのお手本だよ。彼らは、どれほどデ・ブルイネが良い選手か分かっている。デ・ブルイネは、たくさん走るし、ボールのないところでも戦う。それが良い例えだよ」

マンチェスター・シティ チームニュースより引用

チームの象徴である選手なのに、決してサボらず泥臭く戦う姿勢は素晴らしいですよね。

デ・ブルイネの今後の活躍に期待しましょう。

まとめ

今節の結果を受けてマンチェスター・シティは勝ち点を52まで伸ばし、2位のマンチェスター・ユナイテッドに11ポイントの差を付けています。

一方のトッテナムは7位に転落。しかし、4位とは3ポイントしか開いていないので、まだまだトップ4を狙える順位です。

「もう今年はマンチェスター・シティがプレミア制覇で決まり」とコメントする専門家も多いほど圧倒的な強さを見せるマンチェスター・シティ。

プレミアリーグだけでなく、チャンピオンズリーグでも戴冠を目指してほしいものです。

トッテナム、マンチェスター・シティの両クラブの今後の活躍に期待しましょう。

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