17-18シーズン公式戦-解説

2017-18プレミアリーグ第7節「チェルシーvsマンチェスター・シティ」解説

10月1日に行われたプレミアリーグ第7節「チェルシーvsマンチェスター・シティ」をスポナビライブで観戦。

会場はチェルシーの本拠地「スタンフォード・ブリッジ」です。

チェルシーは開幕戦こそバーンリーに敗れたものの、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグで難的アトレティコ・マドリードにも勝利し、公式戦8試合負けなしと好調。

対するマンチェスター・シティは、大量得点での勝利が目立ち今季の公式戦では無敗と圧倒的な強さを見せつけます。

今季のトロフィーの行方に影響を与える重要な一戦となったこの試合は、どちらに軍配があがるのでしょうか?

両チームのスタメン・フォーメーション

チェルシー【3-4-2-1】

ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグでは、アトレティコ・マドリードに2-1で勝利と好調を維持するチェルシーは、コンテ監督が得意とする3バックを採用。

守備の要である「ダヴィド・ルイス」は退場処分の影響で欠場。今試合で3試合目の消化となります。

代役は前節ストーク・シティ戦でも活躍した21歳のDF「アンドレアス・クリステンセン」です。

驚きなのは本来最終ラインを務めることが多いDF「セサル・アスピリクエタ」が右ウィングバックに入っていることですね。

マンチェスター・シティの強力なサイド攻撃を封じるための守備的な布陣と考えられます。

注目選手は前節にハットトリックを記録したFW「アルバロ・モラタ」でしょう。

マンチェスター・シティという強豪が相手ですが、今節でも華麗なゴールを決められるのでしょうか。

マンチェスター・シティ【4-1-4-1】

今季公式戦で7ゴール3アシストを記録しているFW「セルヒオ・アグエロ」が交通事故で肋骨を骨折し約2ヶ月の離脱。

エースを欠いたマンチェスター・シティは今季の基本布陣となっている4-1-4-1を採用。

アグエロの代わりにはFW「ガブリエル・ジェズス」が入ります。

ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグのシャフタール戦からの変更点はその1枚のみ。

注目はMF「ケヴィン・デ・ブルイネ」でしょう。

彼はかつてチェルシーに在籍していたものの活躍できずに移籍、その後ワールドクラスの選手に成長してマンチェスター・シティの中心選手となりました。

デ・ブルイネが古巣相手にどのようなパフォーマンスをするのか注目しましょう。

「チェルシーvsマンチェスター・シティ」 ハイライト動画

前半 : マンチェスター・シティがゲームを支配

マンチェスター・シティを率いる「ペップ・グアルディオラ」監督のキャリアにおいて、リーグ戦で1シーズンに2敗を喫した相手はこのチェルシーが初めてでした。

今季はチェルシーにリベンジを果たしたいマンチェスター・シティは前半からゲームを支配します。

両サイドバックの選手が中央寄りのポジションをとり、ボールポゼッションを高める役割を担っています。

右サイドの「カイル・ウォーカー」「ラヒーム・スターリング」がかなり押し込んでおり、チェルシーの左サイドの「マルコス・アロンソ」がなかなか攻撃参加することができません。

前半15分時点でマンチェスター・シティのボール支配率は70%と圧倒的に支配する一方で、チェルシーはカウンターの一発狙いです。

チェルシーは少ないチャンスから効率的に結びつける事ができるチームなので、マンチェスター・シティとしては攻勢に出ていても気は抜けないでしょう。

チェルシーはエースが負傷

事件が起こったのは前半34分。チェルシーのエースFWモラタがハムストリングを負傷したようで、自己申告でベンチに下がります。

自力で歩行はできていたのですが、負傷の程度が心配ですね。

モラタの代わりに入ったのはMF「ウィリアン」です。

チェルシーは本職のFWが置かないゼロトップの布陣で試合を続行します。

前半は両チーム決定機に欠ける

結局、前半は0-0のスコアレスのまま終了。拮抗したゲーム展開となっています。

チェルシーが相手にボールを待たせ、堅守から攻勢に出ようとするのはいつも通り。

しかし、モラタが離脱したことによりボール奪取後に前線へボールを運ぶのに苦労している印象です。

前線をFW「ジエゴ・コスタ」が務めていた頃はロングボールを前に送ることができたのですが、今のチェルシーはその選択肢を失っているようです。

一方、前半はゲームを支配し続けたマンチェスター・シティですが、チェルシーの強固な守備陣に手を焼き、なかなか決定機を作れずにいます。

デ・ブルイネからのチャンスメイクが目立ち、両サイドのスターリングやサネが積極的に攻撃参加することが出来ていますが、後一歩のところでゴールに結びつきません。

後半はフィニッシュの精度をなんとか改善したいところ。

後半 : マンチェスター・シティが早いパスワークで翻弄

後半に入ると、マンチェスター・シティは前半にも増して攻勢を強めます。

MF「ダビド・シルバ」がボールに絡む機会が増えると、リズムの早いダイレクトパスが通るようになり、チェルシー守備陣を翻弄します。

対するチェルシーは前線までボールを運んでも、そこで止まってしまうという悪い流れに。

MF「エデン・アザール」の個人技頼みと言っていいほど攻め手を欠いていました。

スコアが動いたのは豪快なミドルシュートから

ここまで粘っていたチェルシーの守備陣でしたが、66分についに失点を許してしまいます。

最終ラインのDF「ニコラス・オタメンディ」からの高速パスを受けたデ・ブルイネは、ジェズスをポストに使い、ペナルティボックス手前に走り込みます。

ワンタッチで落とされたボールにデ・ブルイネは左足を一閃。ボールがゴール右隅に吸い込まれていきました。

デ・ブルイネは古巣相手に今季プレミアリーグ初ゴールを決めます。


チェルシー守備陣のミスとしては、最初のオタメンディからの縦パスを防げなかったことでしょう。

最終ラインは人数が余っていましたが、早いパス展開に少々バタバタしてしまいましたね。

とはいえ、このシュートは相当なシュート精度が無ければ決められません。

デ・ブルイネの正確なボールコントロールがあってこその得点ですね。

チェルシーの攻撃陣は最後まで見せ場なし

73分、前線がうまく機能していないチェルシーのコンテ監督は2枚替えを敢行。

MFアザールに代えてFW「ミシー・バチュアイ」を、さらにMF「ティエムエ・バカヨコ」に代えて攻撃的なMF「ペドロ」を投入し攻撃の活性化を図ります。

しかし、その後もチャンスというチャンスはセットプレーしかなく、マンチェスター・シティに主導権を握られています。

時間の使い方が上手いマンチェスター・シティはそのまま0-1で逃げ切りに成功。

チェルシーはシュート本数4本に留まり、枠内シュートはわずかに2本と攻撃に課題を感じるゲームでしたね。

マンチェスター・シティがプレミアリーグ優勝に向けて大きな大きな勝ち点3を獲得しました。

試合後感想

試合結果
チェルシー 【0-1】 マンチェスター・シティ

この試合はマンチェスター・シティの完勝と言っていい内容でした。

チェルシーの選手たちはアトレティコ・マドリード戦の後ということもあり、身体が重そうな印象を受けました。

特に、マンチェスター・シティの最終ラインからの早い縦パスが中盤にどんどん入っていて、少しチェルシーらしくない守備をしてしまいました。

とはいえ、これだけ攻められていて1失点に抑えられるのは自信を持っていいポイントでしょう。

マンチェスター・シティは、最終ラインからのゲームを組み立てるパスの質が高く、それが得点に結びつきましたね。

カイル・ウォーカーやオタメンディからの早い縦パスを、中盤でテクニックのあるデ・ブルイネやシルバがワンタッチでサイドに展開。

スピードのあるスターリングやサネが突破を仕掛けるという攻撃はテンポが早く驚異的です。

守備陣としてはボール奪取の的を絞れない内にピンチとなってしまうので、対応が非常に難しいですね。

上位対決を制したマンチェスター・シティは、得失点差でマンチェスター・ユナイテッドを上回り首位。

マンチェスター勢を追いかけるチェルシーは6ポイント差となってしまいました。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは「ケヴィン・デ・ブルイネ」

効果的な縦パスをバンバン入れていたウォーカーやオタメンディと悩みましたが、今回は決勝点を記録したマンチェスター・シティFW「ケヴィン・デ・ブルイネ」を個人的なマン・オブ・ザ・マッチに選出します。

キーパス数はこの試合で最も多く、何度もチャンスを演出してチームの攻撃を牽引。

ゴールシーンでは、プレミア屈指のゴールキーパー「ティボ・クルトゥワ」に指一本触らせない正確なシュートでその技術の高さを見せつけました。

今後もマンチェスター・シティの中心選手として活躍してくれるでしょう。

まとめ

プレミアリーグの次節は代表ウィーク後となりますが、W杯欧州予選も最終局面を迎えています。

各チームの主力選手が代表で怪我をしないことだけを祈りたいですね。

次節、チェルシーは最下位のクリスタルパレス戦。マンチェスター・シティはストークとの対戦です。

両チームとも格下相手に勝ち点の取りこぼしが無いように気をつけなければなりません。

プレミアリーグ上位争いの行方を今後も見守っていきましょう。

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