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2017-18プレミアリーグ第34節「トッテナムvsマンチェスター・シティ」解説 | Tavitt Football Journey

2017-18プレミアリーグ第34節「トッテナムvsマンチェスター・シティ」解説

4月15日に行われたプレミアリーグ第34節「トッテナム vs マンチェスター・シティ」をDAZNで観戦。

会場はトッテナムのホーム「ウェンブリー・スタジアム」です。

リヴァプールと対戦したCLでは完敗、さらに優勝がかかったマンチェスター・ダービーでは2点のリードを守りきれずに逆転負けを喫しており、3連敗中のマンチェスター・シティ。

一方のトッテナムはプレミアリーグで6連勝中と好調を維持しています。

マンチェスター・シティとしては白星を取り戻し、優勝を決定づけたいところでしょう。

両チームのスタメン・フォーメーション

トッテナム【4-2-3-1】

ホームのトッテナム・ホットスパーは、4-2-3-1のフォーメーション。

最終ラインは左からDF「ベン・デイビス」DF「ヤン・フェルトンゲン」DF「ダヴィンソン・サンチェス」DF「キーラン・トリッピアー」が配されます。

中盤にはお馴染みとなったMF「ムサ・デンベレ」と「エリック・ダイアー」のコンビ。

左サイドはMF「デレ・アリ」トップ下にはMF「クリスチャン・エリクセン」、右にはMF「エリック・ラメラ」、ワントップには「ハリー・ケイン」です。

ベンチにはFW「ソン・フンミン」が控えており、現状のベストメンバーでこの一戦に臨みます。

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マンチェスター・シティ【4-3-3】

CLでは4-2-3-1を採用していたグアルディオラ監督ですが、この試合ではお馴染みの4-3-3のフォーメーションを採用しました。

左のウィングは「レロイ・サネ」ワントップには「ガブリエル・ジェズス」右サイドには「ラヒーム・スターリング」。

フェルナンジーニョ」が累積警告で出場停止のため、中盤は「ダビド・シルバ」、「イルカイ・ギュンドアン」「ケヴィン・デ・ブルイネ」の3枚となりました。

最終ラインは左から「ファビアン・デルフ」「アイメリック・ラポルテ」「ヴァンサン・コンパニ」「カイル・ウォーカー」の布陣です。

CLでリヴァプールの強力3トップに翻弄されていたDF「ニコラス・オタメンディ」はベンチスタートとなりました。

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『トッテナム vs マンチェスター・シティ』ハイライト動画

前半 : マンチェスター・シティが積極的に攻める

試合序盤はマンチェスター・シティのペース。

試合開始後わずか3分、マンチェスター・シティは右サイドからチャンスを作ると、スターリングが遠いサイドへクロスを入れます。

フリーで待っていたサネはダイレクトボレーを放ちますが、これはゴールポストに直撃。

さらに9分、中央でマンチェスター・シティMFシルバが持ち上がると、ボックス側で待っていたMFデ・ブルイネにパス。

そのままロングシュートを放ちますが、ボールはゴールの左へ逸れていきます。

立ち上がりこそ不安定なトッテナムでしたが、時間が経つにつれて自分たちのペースを取り戻し始めました。

しかし、先制点を奪ったのは再三攻撃を仕掛けていたマンチェスター・シティです。

22分、マンチェスター・シティDFコンパニのロングフィードに抜け出したのはFWガブリエル・ジェズス。

DFダヴィンソン・サンチェスの裏を完全に取り、GKロリスとの1対1を制し、冷静にゴールへ流し込みました。

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最後方からのロングボール一発で失点してしまったトッテナム、前半のうちに追いつきたいところですが、続けざまに失点を重ねてしまいます。

24分、トッテナムのパスミスをカットしたマンチェスター・シティはダイレクトで素早くボールを繋ぐと、MFギュンドアンのパスにFWスターリングが抜け出します。

このスルーパスを飛び出して処理しようとしたGKロリスですが、ペナルティエリアのギリギリでスターリングと交錯。

これがPKのジャッジとなり、マンチェスター・シティMFギュンドアンがPKを右のサイドネットに沈めて0-2となりました。

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リードを広げて優位に立ったマンチェスター・シティ。

しかし、マンチェスター・ダービーではここから逆転負けを喫しているので油断はできません。

42分、トッテナムFWハリー・ケインが前線にスルーパスを送ると、MFエリクセンが抜け出します。

エリクセンがつま先で放ったシュートは、マンチェスター・シティDFラポルテの素晴らしいスライディングに弾かれます。

しかし、弾かれたボールがエリクセンの膝に当たり、そのままゴールへと転がりました。

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マンチェスター・シティとしてはアンラッキーな失点でした。

前半は1-2とアウェイのマンチェスター・シティがリードのまま試合を折り返します。

後半 : トッテナムが徐々にギアを上げるも・・・

前半から球際の激しい競り合いが続いているゲームですが、後半もその激しさは続いています。

52分、トッテナムはDFデイビスのパスカットからチャンスを作ると、エリア内でMFデレ・アリとマンチェスター・シティDFコンパニが空中戦。

着地の際にコンパニが足を踏んでいましたが、これは審判に見えずノーファウルの判定です。

63分、先制点と同様にマンチェスター・シティFWジェズスが裏へ抜け出すも、シュートは大きくゴールの右へ。

この形を多く作られているトッテナムはラインコントロールを見直さなければなりません。

両チームは同時に選手交代に動きます。

マンチェスター・シティはFWサネに代えてDFオタメンディ、トッテナムはMFラメラに代えてFWソン・フンミンを投入。

リードしているシティは守備固め、追うトッテナムは攻勢を強めるという分かりやすいメンバーチェンジです。

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71分、右サイドを駆け上がったマンチェスター・シティDFウォーカーのクロスは、GKロリスに弾かれてしまいます。

しかし、ゴール正面でボールを拾ったのはマンチェスター・シティFWスターリング。

タイミングを外してシュートを打とうとしますが、ここはトッテナムDFトリッピアーが執念のブロック。

スターリングは先日のマンチェスター・ダービーでも決定機を外し続けていただけに、不穏な空気が漂いはじめます。

しかし、そんな状況をスターリングは自ら覆しました。

直後のコーナーキックがファーサイドに逸れるとFWジェズスの足元へ、ジェズスのシュートはGKロリスに弾かれてしまいます。

このこぼれ球にいち早く反応したのがスターリング、思い切りよくゴールに蹴り込んで試合を決定づける3点目を奪うことに成功します。

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得点王を争うトッテナムFWケインはここまで沈黙。シュートチャンスすらほとんどありません。

今季で退団が濃厚とされるMFヤヤ・トゥーレをピッチに送り出したグアルディオラ監督は勝利を確信しているでしょう。

その後、得点は生まれず試合は1-3のまま終了。

同日に行われたマンチェスター・ユナイテッドvsウェスト・ブロムウィッチの一戦で2位のユナイテッドが敗れたため、マンチェスター・シティのプレミアリーグ優勝が決定しました。

試合後感想

試合結果
トッテナム【1-3】マンチェスター・シティ

3連敗の反省からか、この試合のマンチェスター・シティはいつも以上に縦に早いサッカーを意識していると感じました。

執拗に裏を狙い続けて先制点を奪ったFWジェズス、そして2点目のPKを誘発したダイレクトパスからの速攻が物語っています。

FWサネに代えてDFオタメンディの投入は一見守備固めに思えますが、この采配が攻撃面でも大きな影響を及ぼしました。

最終ラインは3バック気味、前線がFWジェズスとスターリングの2トップになることで、トッテナムの中盤に自由がなくなります。

そうすると、トッテナムの後方からの組み立てはサイド経由または、前線ケインへのロングボールしかなくなり、マンチェスター・シティの守備陣としては、狙い所が明確になって守備がしやすくなります。

また、奪ってからのカウンターもしやすくなるので、後半はこの戦術が非常に機能していました。(スターリングはこの形から生まれた決定機を逃してしまいましたが・・・)

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一方のトッテナムは、FWケインやMFエリクセンが連動して動くことによって空くスペースに、MFラメラが上手く入り込めていませんでした。

FWソン・フンミンを最初から起用していれば抜群のコンビネーションで得点を奪えたかもしれません、そして、そのチャンスを活かす前に敵将のグアルディオラ監督に対策されてしまいました。

グアルディオラ監督の素晴らしい修正力と、それを即座に実行する選手たちの戦術理解力、マンチェスター・シティは勝つべくして勝ったと言えるでしょう。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは「ヴァンサン・コンパニ」

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今回はマンチェスター・シティDF「ヴァンサン・コンパニ」を個人的なマン・オブ・ザ・マッチに選出します。

2008年の夏にドイツのハンブルガーSVから加入したコンパニは、初年度からレギュラーに定着。

2010-11シーズンにはリーグ戦最少失点タイを記録した守備陣の中心として活躍し、キャプテンも務めるほどの主力選手に成長しました。

しかし2012-13シーズン以降は怪我が目立ちシーズンを通してプレーすることはできていません。

今季も昨年の11月に復帰したばかりで、グアルディオラ監督はリスク回避のために起用を避けていましたが、ここ最近のビッグマッチでは先発出場を果たしています。

先日のマンチェスター・ダービーでは得点を挙げ、今節では先制点をアシストする活躍を見せており、怪我さえなければ能力は健在であることを証明しました。

マンチェスター・シティ最古参であるコンパニは優れたメンタリティとリーダーシップを持ち、間違いなくチームに必要な存在だと言えるでしょう。

まとめ

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今節の結果を受けて、マンチェスター・シティの優勝が決定しました。

今シーズンは最終ラインを中心に大型補強をし、それがリーグ最少失点という成績に繋がりましたね。

ディフェンス陣に300億円を超える投資をするのには批判の声も上がりましたが、プレミアリーグを制覇するために必要な投資だとグアルディオラ監督、そしてマンチェスター・シティの上層部は理解していたのでしょう。

優勝は決まってしまいましたが、CL出場権争いはまだまだ続きます。

今後のプレミアリーグにも注目していきましょう。