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2016-17シーズン総括「マンチェスター・ユナイテッド」編 | Tavitt Football Journey

2016-17シーズン総括「マンチェスター・ユナイテッド」編

今年もプレミアリーグの開幕が近づいてきましたね!新シーズンが始まる前に、昨シーズンのおさらいをしておきましょう。

今回の記事ではマンチェスター・ユナイテッドの2016-17シーズンを振り返っていきます。

マンチェスター・ユナイテッドのシーズン成績(2016-17)

・プレミアリーグ/ 6位
・FAカップ/ ベスト8
・EFLカップ/ 優勝
・UEFAヨーロッパリーグ/ 優勝

近年の低迷から抜け出すべく、名将「ジョセ・モウリーニョ」監督を迎えた今シーズン。

1億ユーロでユベントスから「ポール・ポグバ」を獲得するなどしたユナイテッドですが、結果的には前年よりも順位を一つ落とした6位でフィニッシュ。

しかし、UEFAヨーロッパリーグでの優勝により2017-18シーズンはチャンピオンズリーグの出場が決定。最低限のノルマを達成したという印象です。

2016-17シーズンの基本フォーメーション

システム1 : 4-2-3-1

システム2 : 4-3-3

最終ラインを中心に故障者が続出し、スタメンはいつも入れ替わっている状態でした。

同じ11人が続けて先発することはほとんどなく、シーズンを通して「試行錯誤」を繰り返していた印象です。

特に「1億ユーロの男」ポグバをどのように使うか迷っていたようで、その迷いはポグバのパフォーマンスにも影響してしまいました。

評価できるポイントとしては、失点数が29点とプレミアリーグでは2番目に低い数字という点。

シーズン後半には、センターバックの「フィル・ジョーンズ」「クリス・スモーリング」「エリック・バイリー」「マルコス・ロホ」が同時期に故障するなど、センターバックの選手にこれだけ故障離脱がありながらも、堅守を築く手腕は素晴らしいものがあります。

課題 : 攻撃パターンの確立

イブラヒモビッチが公式戦28ゴールと活躍しましたが、攻撃は彼の個人能力に依存したものや、エリア外からのロングシュートばかりでした。

長年ユナイテッドのエースとして活躍してきたルーニーも衰えを露呈し、控えが定位置に。

新戦力としてドルトムントから加入したムヒタリアンも、プレミアリーグでは4ゴールと適応に苦しみました。

シーズンを通して攻撃の形を見つけられなかったのは不安要素の一つですね。

新シーズン展望

2017-18シーズンは「ポグバの使い方+攻撃パターンをどのように作れるか」がカギになってくるでしょう。

ユナイテッドの攻撃の要となっていたイブラヒモビッチですが、シーズン終盤に十字靭帯の断裂という重症を負ってしまいました。

年内での復帰も微妙なようで、ユナイテッドはイブラヒモビッチとの契約を延長しないことを発表。退団が決定しました。

また、プレミアリーグで先発が15試合にとどまったルーニーも古巣エヴァートンへの復帰が決まり、13年間の在籍したユナイテッドを離れることに。

新たなFWとして、エヴァートンからベルギー代表FW「ロメル・ルカク」を獲得。移籍金は7500万ポンド(110億円)といわれています。

あらたなエースとして期待されるルカクがすぐにフィットするかどうか。

そして、現有戦力をどう活用するかがシーズン成功の大事ですね。

タレントは揃っているので、後はどう使っていくのか、モウリーニョ監督の手腕が問われます。

新シーズンではポグバがより決定的な仕事をし、1億ユーロの価値を証明できるかどうか注目したいですね。