毎シーズンのことですが、この時期になると降格を避けるために下位のチームは監督交代という決断に踏み切ります。
18-19シーズンの年明けまでにモウリーニョ監督を始めとした3人の監督が解任(退任)されていますが、2019年に入ってさらに3人の監督がクラブを去りました。
この記事では、2019年に入ってから監督交代をしたクラブと後任監督について見ていきます。
目次
デイビッド・ワグナー/ハダースフィールド
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2015年にハダースフィールドの監督に就任したワグナー監督。
ワグナー監督は当時2部チャンピオンシップに所属していたクラブを2016-17シーズンにクラブ創設初となるプレミアリーグ昇格に導いた功労者です。
昇格初年度となった昨季は迫力満点のプレスで、王者マンチェスター・シティやチェルシーといった強豪相手に勝ち点を奪い、残留を決めました。
しかし、今季はリーグ最下位に位置する不調で、2019年1月14日双方の合意により契約解消がされました。
後任 : ヤン・ジーヴェルト
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後任監督はドルトムント2(ドルトムントのU-23チーム)を率いていた「ヤン・ジーヴェルト」氏。
現在36歳と若い青年監督は27歳から指導者として活躍し、ドイツの年代別代表などでコーチを務めた経験があります。
まだまだ情報が少ないですが、戦術に長けた指導者という声もいくつか耳にします。
今回は初めてドイツ国外へのチャレンジということで、どんなスタイルのサッカーを展開してくれるのか楽しみですね。
クロード・ピュエル/レスター・シティ
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監督解任予想で常に上位に位置していたピュエル監督は、レスターを中位に留めるなどまずまずの成績を残していましたが、年明けから1勝1分6敗と大失速。
このまま降格圏へ転落することを避けたいクラブは2月24日にピュエル監督を解任することを発表しました。
ピュエル監督のレスターでは、チルウェルやグレイをはじめとした若手が育ってきていたので、その点はとても良いと思いますが、守備の不安定さとサブの選手の活用方法で課題があったように感じます。
監督交代は時期尚早なのでは?という声もありますが、ピュエル監督は柔軟な戦い方ができないという点では理にかなった決断だと思います。
後任 : ブレンダン・ロジャーズ
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プレミアリーグではおなじみの男が帰ってきました。
2012年にリヴァプールの指揮官へと就任したロジャーズ監督は、ダニエル・スタリッジやコウチーニョをクラブに加入させ、13-14シーズンではあわや優勝・・・という所までクラブを導いた名監督です。
その後は中位にとどまり、クロップ監督にリヴァプールの席を譲ることになってしまいましたが、ロジャーズ監督はその後スコットランドのセルティックの指揮官に就任。
スコットランドで無敗優勝を飾るなど、多くのタイトルを獲得しています。
とはいえ、シーズン途中に首位を走るセルティックの監督を辞め、プレミアリーグに来るというのは異例です。
ブレンダン・ロジャーズ監督はそこまでプレミアリーグに愛着があるということなのでしょうか?今後レスターがどうなっていくか楽しみですね。
クラウディオ・ラニエリ/フラム
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スラビシャ・ヨカノヴィッチ監督の後任として昨年11月にフラムの監督に就任したラニエリ監督。
しかし、チームの成績は一向に上向かず、わずか3ヶ月で解任されてしまいました。
かつてレスターを優勝に導いた際の堅守を期待されたものの、クリーンシートはわずかに2試合のみ。
戦術をいじりすぎたこともあり、チーム内に混乱が起きてしまっています。監督交代で変化があればいいのですが・・・
後任:スコット・パーカー
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後任の監督は暫定ながらクラブOBの「スコット・パーカー」氏です。
現在38歳のパーカーは、2017年に現役を引退したばかりなので、指導者としてのキャリアはまだまだ浅いです。
とはいえ、キャリアの全てをイングランドで過ごし、イングランド代表でもキャプテンを務めた経験もある人格者ですので、良い人選だと思います。
中盤の選手だったパーカーは強靭なスタミナと守備で貢献する職人タイプの選手でしたが、彼の指導でクラブはどう変わるのでしょうか?
ぜひフラムを残留に導いて、指導者としてのチャンスをものにしたいですね。
まとめ
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記事執筆時点で18-19シーズンは6人の監督が交代しています、シーズン終了まではこのままの体制で進むクラブが多いと思いますが、シーズン終了後にはまた大きな人事異動があるでしょう。
こうしてみると、プレミアリーグにも若手の指導者が増えてきましたね。
ブンデスリーガは若い指導者でもトップチームを率いている人も多いので、これは新しい風を吹かせるという意味でもいい傾向なのではないでしょうか。
今後それぞれのクラブがどのような戦いを見せるのか注目しましょう!