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マンCの怪物 ~ネイマールを超えると評判のガブリエル=ジェズス~ | Tavitt Football Journey

マンCの怪物 ~ネイマールを超えると評判のガブリエル=ジェズス~

弱冠20歳のブラジル人FWガブリエル=ジェズスは、2016 – 17シーズンの冬のマーケットにてマンチェスター・シティへ移籍。ケガに苦しめられながらも、半シーズンで10試合出場7ゴールという上々のスタートを切った。

昨年2016年8月、母国開催のリオ=オリンピックでもネイマールにつぐ活躍を見せ、金メダルの獲得に大きく貢献した。「ネイマールを超える存在」と評判のガブリエル=ジェズスの実力はいかに。昨季終盤につかんだマンチェスター=シティの定位置を今季も掴むことができるのであろうか。

マンチェスター・シティへの移籍とケガに泣かされたシーズン後半序盤戦

2016年夏、ガブリエル=ジェズスのマンチェスター・シティへの移籍が発表された。サントス、コリンチャンス、サンパウロと並ぶブラジルの強豪パルメイラス出身の20歳。10代のうちに83試合出場28得点の成績を収めたこのブラジル人FWは、2017年1月19日、2700万~3300万ユーロ(35~42億円)の移籍金でマンチェスター・シティへとやってきた。

移籍が完了して間もない1月21日にはトッテナムとの大一番に82分から出場した。プレミアデビュー戦にてゴールを叩き込んだかと思われたプレーはオフサイドの判定。チームは2-2の大追撃を浴びてドローに終わるも、ガブリエル=ジェズスはペナルティボックス内でいくつかの好機を演出した。決定的なスペースへの嗅覚と寄せられても動じない、技術力の高さを見せつけた。

そんな彼がスターティングイレブンに名を連ねるのも当然の成り行きであった。プレミアデビューからほどなくしてFAカップのクリスタルパレス戦で先発出場を飾ると、その試合でプレミアリーグでのキャリア初アシストを記録。

そして2月1日にはチームの絶対的エースであるアグエロをベンチに押しのけプレミア先発入りと1ゴールを達成した。ガブリエル=ジェズスは初先発にて初得点を達成した、マンチェスター・シティ史上最初の選手となったのである。

シーズン後半の足の甲の骨折によって、彼の残りのシーズンが棒にふられたかと思われたが、4月のマンチェスター・ダービーにて復帰を果たし、再びファンの前に元気な姿を披露したのであった。

「王国」の至宝 ガブリエル=ジェズスのブラジル代表キャリア

ガブリエル=ジェズスのブラジル代表としてのキャリアにも注目したい。

2015年、ニュージーランドで開催されたU-20W杯(ニュージーランド)では18歳の飛び級招集にもかかわらず「栄光」の10番を背負い、母国の準優勝に貢献。

翌年、彼は23歳以下の代表チームに招集され、自国開催のリオデジャネイロオリンピックでも、ネイマールらとともに悲願の優勝の立役者となる。

そして同年のW杯予選でもA代表に招集され、エクアドル相手にゴールを奪っている。2017年7月2日現在、彼はブラジル代表戦7試合出場5得点の成績を叩き出している。ガブリエル=ジェズスはW杯予選をぶっちぎりで勝ち抜いたチームにおいても、その激しい定位置争いに食い込んでいるのだ。

ガブリエル=ジェズスのマンチェスター・シティでの今シーズン

かつてバルサの黄金時代を築き上げたグアルディオラが、直々に口説き落としたというガブリエル=ジェズス。

圧倒的なスピードを誇りながらもトップスピードでのボールコントロールの巧さはネイマールにも引けを取らず、敵の激しい寄せに対して直感的で創造的なプレーを見せてくれる。175センチと決して体格に恵まれているわけではないが、多くのスター選手が持っている、「何かやってくれるのでは」という期待と興奮を、我々に与えてくれる存在だ。

ガブリエル=ジェズスについて、マンチェスター・シティの公式ページにはこのような表現がなされている。

(中略)

慣れない異国の、それも世界屈指のフットボールリーグへとやってきた20歳の若者にとって、10試合で7ゴールは驚くべき数字であると言える。

しかし、彼が残したのは単なる数字上の記録ではない。彼は優れた能力を持ち、ディフェンダーを翻弄する個人技と見る者を釘付けにするゴールテクニックを持ち合わせている。

出典:マンチェスター・シティ公式ページ

昨季グアルディオラ監督はチームの得点力不足を口にしたが、新戦力のガブリエル=ジェズスの力がチームの「問題解決」にどこまで貢献できるか。

昨季終盤にはアグエロを最前線に、左にレロイ=サネ、右にガブリエル=ジェズスという布陣をひとつのフォーメーションとしたマンチェスター・シティ。リーグ終盤に見せた6試合負けなしの勢いにガブリエル=ジェズスの貢献があったのは事実である。2017 – 18シーズンの駆け出しが近づく中、ガブリエル=ジェズスの先発は当確と考えて間違いない。複雑なパスサッカーを標榜するグアルディオラ体制においてもガブリエル=ジェズスの適応力は見事である。

彼が今シーズンもチームにフィットしつつ、開幕からコンスタントに得点を重ねられれば、シーズンを通してスターティングメンバーの座を保ち続けられるだろう。W杯を目前に控えた今シーズン、ガブリエル=ジェズスのさらなる飛躍に注目だ。