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チャンピオンズリーグとは?欧州で最も盛り上がる大会の歴史を知ろう | Tavitt Football Journey

チャンピオンズリーグとは?欧州で最も盛り上がる大会の歴史を知ろう

毎年、世界中のフットボールファンを熱狂させる「UEFAチャンピオンズリーグ」

日本でもおなじみとなったチャンピオンズリーグですが、その設立の背景や歴史を知らない方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、UEFAチャンピオンズリーグの歴史を中心に見ていきます。

UEFAチャンピオンズリーグとは?

UEFAチャンピオンズリーグとは、UEFA(欧州サッカー連盟)が主催している大会で、ヨーロッパのクラブチームによる選手権大会です。

『CL』や『UCL』と略記されることもあるチャンピオンズリーグは、毎年9月~翌5月にかけて行われます。

ヨーロッパサッカーにおいては最も権威があり熱狂する国際大会であるため、UEFAチャンピオンズリーグでの優勝を最大の目標とするフットボール選手も多いです。

また、勝ち進むごとにクラブには莫大な収益がもたらされるため、自国リーグの優勝よりもチャンピオンズリーグの優勝を最重視するクラブもありますね。

UEFAチャンピオンズリーグの歴史

実は「チャンピオンズリーグ」としての歴史は浅く、26年ほどしかありません。

最初は「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ(ヨーロピアン・カップ)」という名称で1955年にスタートしました。

最初はUEFAではなく、スポーツ新聞の提案から。

「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ」を主導したのはもちろんUEFAと思いきや、実は提案したのはフランスのスポーツ誌「レキップ」でした。

レキップで記者・編集者を務めていたフランス人「ガブリエル・アノ」は、1948年に行われた南米クラブ選手権(南米各国のクラブ王者による大会)が初の全大陸的な大会として成功したのに着想を得て、ヨーロッパの最強クラブを決める大会を作ろうと企画。

そんな中、英国のマスコミは「自国のクラブが世界チャンピオンである」と報道。

その理由は、1953年にイングランドの「ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ」がハンガリーの強豪クラブ「ホンヴェド」に勝利したからです。(親善試合ですが)

この報道に反発するように「ガブリエル・アノ」は欧州最強のクラブを決める大会を開催するようUEFAを何とか説得。

そして1955年にようやく第1回大会が開催されました。ちなみに第1回の優勝クラブは「レアル・マドリード」です。

1990年代から大会形式がどんどん変更されるように

当初は各国の優勝クラブのみ出場が許され、ホーム&アウェイの2試合合計スコアで競うノックアウト方式でしたが、1990年代に入ると、大会形式が次々と変更されていきました。

以下では大きな変更があったシーズンをご紹介いたします。

1991-92シーズン

8チームが2つのグループに分かれて戦うリーグ戦を導入。グループステージが初めて導入された大会に。

両グループの1位同士が決勝を戦います。

グループAグループB
サンプドリアバルセロナ
レッドスター・ベオグラードスパルタ・プラハ
アンデルレヒトベンフィカ
パナシナイコスディナモ・キエフ

1992-93シーズン

名称が「ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ」から「ヨーロッパチャンピオンズリーグ」に変更されました。

1994-95シーズン

16チームが4つのグループに分かれ、ホーム&アウェイの総当たり戦を行うリーグ戦を導入しました。

各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出し、優勝を争います。

1996-1997シーズン

名称が「ヨーロッパチャンピオンズリーグ」から「UEFAチャンピオンズリーグ」に変更されました。

また、大会公式球も設定され、今やお馴染みとなった「アンセム」もこのシーズンに導入されました。

1997-98シーズン

UEFAランキング上位8ヶ国のリーグ2位にも、出場権が認められるようになりました。(2位クラブは予選を通過しなければなりませんが)

また、本大会に出場できるチームが従来の16チームから24チームに増加したのに伴い、グループ数も4から6に増加。

グループステージの突破条件が厳しくなり、各グループ1位のチームに加え、各グループの2位チームの中で最も成績が良かった2チームが決勝トーナメントへ。

1999-2000シーズン

大改革が行われ、本大会の出場チームが24チームから32チームへ増加。

グループリーグでは2次リーグ制が設けられました。つまり、決勝トーナメントに進出する場合はグループステージを2度突破しなければいけません。

[1次リーグ]32チーム⇒ [2次リーグ]16チーム⇒ [決勝トーナメント]8チーム

試合数の増加に伴って選手の疲労の蓄積や怪我といった問題が続出。

クラブ・監督・選手からの不満は大きく、さらなるルール改正が必要となりました。

2001-02シーズン

今ではお馴染みとなった星柄の公式試合球「Adidas Finale」はこのシーズンから使用されています。

2003-04シーズン

試合数増加による不満を解消するため、2次リーグ制を廃止。

代わりに決勝トーナメントへの出場数を8チームから16チームに変更しました。

2006-07シーズン

前年度の優勝クラブはグループリーグへのシード権を得ることが可能に。

2009-17シーズン

2009-10シーズンに予選なしで出場可能なチーム数が従来の16チームから22チームに増加。

出場枠の拡大も行われ、UEFAランキング上位12ヶ国が出場可能に。

予選が『国内リーグ優勝チーム予選』と『国内リーグ上位チーム予選』の2つのルートに分かれる方式に変更されました。

※ 大会方式についての詳細は『チャンピオンズリーグのデータ総まとめ・大会方式の解説』にて詳しく解説しています。

優勝カップ「ビッグイヤー」とは?

UEFAチャンピオンズリーグの優勝カップは通称「ビッグイヤー」と呼ばれています。

「ビッグイヤー = 大きな耳」と呼ばれる理由は、トロフィーの持ち手が大きな耳の形に似ているからです。

Pui Shing Alumni by Flickr(CC BY-NC-ND 2.0)

3連覇、もしくは5度大会を制覇すると永久保持を認められ、「レアル・マドリード」「アヤックス」「バイエルン・ミュンヘン」「ACミラン」「リヴァプール」が永久保持を認められています。

現在のデザインは2代目のデザインで、当時UEFAの本部が置かれていたスイス・ベルンの鋳物職人「ユルグ・シュタデルマン」によって制作されました。

仕上げは彫刻家のフレッド・ベニンガーが行っており、総製作時間は340時間だそう。

UEFAの公式Youtubeチャンネル「UEFA.tv」ではビッグイヤーに関するメイキング映像が配信されています。

サイトへの埋め込みが禁止されているのでリンクでの紹介となりますが、興味深い内容ですのでぜひご覧ください。

⇒『The story behind the UEFA Champions League Trophy

まとめ

今回の記事では、UEFAチャンピオンズリーグの歴史と大会方式の改正、ビッグイヤーについて見てきました。

チャンピオンズリーグは前身のチャンピオンズカップを含めると60年以上の歴史を誇ります。

欧州を代表するリーグの上位チームしか参加できない大会なので、優勝クラブは名実ともに欧州No.1の称号を得ることができます。


もし、僕がサッカー選手ならば「チャンピオンズリーグでの優勝」「ワールドカップでの優勝」を大きな目標として掲げるでしょう。

両大会の制覇は、有名選手では「フランツ・ベッケンバウアー」「ディディエ・デシャン」「イケル・カシージャス」などが成し遂げていますね。

2016-17シーズンにレアル・マドリードが史上初のチャンピオンズリーグ連覇を果たしましたが、今季のチャンピオンズリーグでは、どのチームが新たな歴史を作るのでしょうか?

今後も世界最高峰の大会から目が離せません。