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2017-18プレミアリーグ第16節「マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ」解説 | Tavitt Football Journey

2017-18プレミアリーグ第16節「マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ」解説

12月10日に行われたプレミアリーグ第16節「マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ」をスポナビライブで観戦。

会場はマンチェスター・ユナイテッドの本拠地「オールド・トラフォード」です。

ホームのマンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグで2位、一方のマンチェスター・シティは1位と、今回のマンチェスター・ダービーは頂上決戦となりました。

マンチェスター・ユナイテッドは首位マンチェスター・シティとの差を広げられないためにも勝ち点3が確実に欲しいところ。

世界が注目するマンチェスター・ダービーはどのような結末を迎えるのでしょうか?

両チームのスタメン・フォーメーション

マンチェスター・ユナイテッド【4-2-3-1】

勝ち点差を縮めるためにも負けられないモウリーニョ監督は4-2-3-1のフォーメーションを選択しました。

最終ラインはDF「マルコス・ロホ」DF「クリス・スモーリング」の2センターにMF「アシュリー・ヤング」とMF「アントニオ・バレンシア」のサイドバック。

前節で退場となったMF「ポール・ポグバ」は出場停止、MF「ネマニャ・マティッチ」とMF「アンデル・エレーラ」が中盤を務めます。

最前線にはFW「ロメル・ルカク」、後ろにはMF「ジェシー・リンガード」右サイドはFW「アントニー・マルシャル」左サイドにはFW「マーカス・ラッシュフォード」を起用。

ラッシュフォードとマルシャルの同時起用と、ポグバの不在がどのように試合に影響するのか注目です。

マンチェスター・シティ【4-3-3】

ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティは4-3-3のフォーメーションを採用。

この試合でワントップにはFW「セルヒオ・アグエロ」ではなく、FW「ガブリエル・ジェズス」が入ります。

グアルディオラ監督は、FWによりコンディションをいい選手を選んだようです。

ウィングはFW「レロイ・サネ」とFW「ラヒーム・スターリング」の若手2人が務めます。

MF「ダビド・シルバ」は負傷欠場が予想されていましたが、先発出場。

MF「ケヴィン・デ・ブルイネ」とMF「フェルナンジーニョ」とのいつもの中盤トリオを形成します。

最終ラインは左からMF「ファビアン・デルフ」DF「ニコラス・オタメンディ」DF「ヴァンサン・コンパニ」DF「カイル・ウォーカー」。

メンバーでいえばマンチェスター・シティはほぼベストの布陣でしょう。

「マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ」 ハイライト動画

前半 : マンチェスター・シティがボールを支配

みぞれが降りながら始まった試合は、序盤はマンチェスター・シティがボールを保持して攻撃のタイミングを伺っています。

サイドを中心に組み立てるマンチェスター・シティに対し、マンチェスター・ユナイテッドは得意のカウンター狙いでしょう。

11分。マンチェスター・シティはサイドのサネを中心に相手エリア付近でボールを回し、MFフェルナンジーニョがミドルシュートを狙うも、これはディフェンスに当ってしまいます。

ボールを奪ったユナイテッドは、FWルカクにボールを当てるのを合図にカウンターのスイッチが入ります。

しかし、サイドのマルシャルにボールが渡ったところをマンチェスター・シティDFオタメンディが素早く対応。

やはりマンチェスター・シティの守備陣はユナイテッドのカウンターを警戒しているようです。

スコアが動いたのは前半42分。

FWサネのシュートからコーナーキックを得たマンチェスター・シティ。

右サイドからMFデ・ブルイネがボールを入れると、競り合ったマンチェスター・ユナイテッドのFWルカクの腹部にボールが当たり、ゴール前にボールがこぼれます。

これをマンチェスター・シティMFシルバが押し込んで、マンチェスター・シティが先制点を奪います。


スコアレスのままハーフタイムを迎えるのがモウリーニョ監督のプランだったでしょう。

前半終了間際に得点を奪われプランが崩れるかと思いましたが、4分と長めに取られたアディショナルタイムに、マンチェスター・ユナイテッドは同点に追いつきます。

47分。1点ビハインドとなり攻勢を強めたユナイテッドは、左サイド後方からDFロホがロングボールを入れます。

マンチェスター・シティはディフェンス同士が重なってしまい、DFデルフがボールを処理しきれません。

ミスを逃さなかったユナイテッドFWラッシュフォードがワンタッチでゴールに流し込んで、マンチェスター・ユナイテッドがわずか5分でゲームを振り出しに戻します。

前半は同点のまま折り返し

このまま前半は1-1で終了。

いい時間帯に先制したマンチェスター・シティですが、前半終了間際の失点は不必要な失点だったでしょう。

マンチェスター・ユナイテッドは強敵相手には引いて戦うことが多いですが、今日はかなり後ろに引いています。

ボールを奪った後でも、素早く攻撃の芽を潰されるため、マンチェスター・ユナイテッドは得意のカウンターの形がなかなか作れませんでした。

どちらにせよ、次の1点が勝負を分けることは間違いないでしょう。

後半 : 両クラブとも最終ラインに負傷者

後半に入ると、負傷が理由なのかマンチェスター・シティDFコンパニがアウト。

代わりにMFギュンドアンが中盤に入り、MFフェルナンジーニョが最終ラインの一角を務めます。

一方、マンチェスター・ユナイテッドの最終ラインにもアクシデントが起こります。

MFシルバとの競り合いで、頭部を強く打っていたDFマルコス・ロホが負傷退場。

ロホは負傷離脱から復帰したばかりなので、状態が気になる所です。

代わりに投入されたDF「ビクトル・リンデロフ」は、プレミアリーグ7試合目と、ダービーを迎えるには経験不足が心配されます。

53分。マンチェスター・ユナイテッドは再びセットプレーから失点してしまいます。

左サイドでマンチェスター・シティFWジェズスが倒されてフリーキックを得ると、キッカーのMFシルバが中にクロスを入れます。

このボールは味方に合わず、最終ラインで守備をしていたユナイテッドFWルカクのもとへ。

フリーでクリアすればOKのシーンでしたが、ルカクはここでまさかのクリアミス。

クリアボールが味方の背中に当たり、ゴール前にボールがこぼれると、マンチェスター・シティDFオタメンディが倒れながらボレーシュートで押し込みます。

またしてもセットプレーからの得点で、マンチェスター・シティが1-2とリードを奪います。

リードを奪ったマンチェスター・シティは59分にFWガブリエル・ジェズスを下げて、DF「エリアカン・マンガラ」を投入。

グアルディオラ監督はMFシルバをワントップに据えるという珍しいフォーメーションで逃げ切りを図ります。

65分、マンチェスター・ユナイテッドが得意のカウンターからチャンスを作ります。

自陣でMFマティッチがボールをカットすると、MFリンガードに繋ぎ、そこからFWルカクへスルーパス。

決定機でしたが、ルカクが放ったシュートはバーの上でした。

攻撃にテコ入れをしないと動きが無さそうなユナイテッドの攻撃陣。

モウリーニョ監督は75分にMFリンガードに代えてFWズラタン・イブラヒモビッチを投入し、同点ゴールを狙います。

78分にはエリア内でマンチェスター・ユナイテッドMFエレーラが倒されるも、ここはシミュレーションの判定。

あわや乱闘という状況に、他選手が仲裁に入ります。やはりダービーは選手たちの気持ちの入り方も普段とはまったく違うようです。

直後にMFエレーラに代えて、MFフアン・マタを投入し、モウリーニョ監督は3枚の交代枠を使い果たします。

84分にユナイテッドはこの試合最大のチャンス。

右サイドのバレンシアから中央にクロスが入ると、FWイブラヒモビッチが巨体を活かしたボールキープ。

後方のMFマタにボールを落とすと、マタはダイレクトで左に大きく展開。

左サイドのマルシャルがワンタッチで中央へ折り返すと、ゴール前でFWルカクがシュート。

しかし、このシュートをGKエデルソンが顔面でブロック。

続くMFマタのシュートもGKエデルソンが弾き、マンチェスター・シティが間一髪でピンチを乗り切ります。

ピンチを切り抜けたマンチェスター・シティ。

グアルディオラ監督はFWサネに代えて、MFベルナウド・シウバを投入。

マンチェスター・シティはサイドでボールキープなどをして上手く時間を使っていきます。

試合はそのままタイムアップし、1-2でアウェイのマンチェスター・シティが逃げ切りに成功しています。

プレミアリーグの頂上決戦は首位のマンチェスター・シティに軍配が上がりました。

試合後感想

試合結果
マンチェスター・ユナイテッド【1-2】マンチェスター・シティ

マンチェスター・ユナイテッドの敗因は序盤から自陣に引きすぎてしまったことでしょう。

相手にボールを保持させるのはいつも通り。後は失点さえしなければ良かったのですが、結果を見ればセットプレーからのミスで2失点。

ユナイテッドが自陣に引いたことにより、マンチェスター・シティの守備がハーフライン付近までラインを押し上げていました。

そのため、頼みのカウンターもハーフライン手前で芽を潰されてしまう状況でした。

2失点に絡んでしまったFWルカクは守備のスペシャリストではないので仕方ないですが、攻撃面でも活躍できなかったためサポーターからはバッシングを受けてしまうでしょう。

後半は攻撃が停滞していただけに、FWイブラヒモビッチとMFマタはもっと早い時間に投入するべきだったと感じています。

今回の試合ではユナイテッドらしい攻撃を発揮できないまま、セットプレーでやられてしまった悔しい敗戦となりました。

一方のマンチェスター・シティは、ダービーとはいえ、いつも通りのスタイルで戦えていました。

ただ、失点シーンではMFデルフのミスで失点してしまったため、サイドバックはやはり不安なポイントだと改めて感じました。

マンチェスター・シティは、1点差での勝利が4試合連続と、シーズン序盤に見せていた攻撃力は鳴りを潜めています。

逆に言えば、難しいゲームを勝てているということでもあります。

こういったゲームでしっかりと勝ち切ることができるのが本当に強いチームなのでしょう。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは「ニコラス・オタメンディ」


この試合での個人的なマン・オブ・ザ・マッチにはマンチェスター・シティのDF「ニコラス・オタメンディ」を選出します。

今節では、ユナイテッドのカウンターの芽を早急に潰すという守備面での貢献だけでなく、決勝点となるボレーシュートも決めています。

オタメンディは、守備の選手でありながらも今季4ゴールを挙げており、点の取れるディフェンダーとして貴重な存在となっています。

マンチェスター・シティに加入する前は、スペインのリーガ・エスパニョーラでバレンシアに所属しており、メッシやクリスティアーノ・ロナウド、ネイマールなどと対峙していました。

その経験で得た圧倒的な対人能力を評価され、2015年にマンチェスター・シティに加入。

守備の中心選手としてスタメンを確保し、マンチェスター・シティの最終ラインを支えています。

ただ、気持ちで守るタイプの選手なので、熱くなってしまうのが難ですね。

今日の試合でもエレーラと乱闘寸前までいきましたし、冷静さという部分ではまだ改善が見込めるでしょう。

まとめ

マンチェスター・シティはプレミアリーグ新記録のシーズン14連勝。

一方のマンチェスター・ユナイテッドはホームでの40戦無敗記録が途絶えてしまいました。

首位争いで敗れ、シティとの勝ち点差が11に開いてしまいましたが、上位を争うチェルシー、リヴァプール、アーセナルが今節で引き分けているのはラッキーです。

マンチェスター・シティの独走は止まりませんが、CL出場権争いはまだまだ続きます。

両クラブの今後の活躍に期待したいですね。