17-18シーズン公式戦-解説

アーセナルの初ヨーロッパリーグはどうなった?ELの第1節振り返り

Diego Sideburns By flickr(CC BY-NC-ND 2.0)

UEFAヨーロッパリーグ2017-18に出場しているプレミアリーグのクラブは、昨季6位のアーセナルと昨季7位のエヴァートンです。

チャンピオンズリーグの影に隠れて存在感が薄いヨーロッパリーグですが、アーセナルが出場しているということで注目される方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、アーセナル、エヴァートンのヨーロッパリーグ初戦を振り返っていきます。

グループE『エヴァートン』

第1節終了時の順位表

勝ち点 得失点差
アタランタ 3 +3
アポロン・リマソール 1 0
リヨン 1 0
エヴァートン 0 -3

ヨーロッパリーグのグループEを戦うエヴァートンは、初戦でイタリアのアタランタに0-3でまさかの完敗。

エヴァートンはプレミアリーグでマンチェスター・シティ、チェルシー、トッテナムと強豪相手の3連戦を終え、連敗の流れのままヨーロッパリーグへ。

チーム状況は非常に悪いものだと思っていましたが、まさかアタランタ相手に3失点を喫するとは思いませんでした。

歯車が噛み合わないエヴァートン

前半15分までは見せ場も多かったエヴァートンはFW「ウェイン・ルーニー」MF「ギルフィ・シグルズソン」を中心に攻勢に出ますが、なかなか得点に結びつけることはできません。

両チーム無得点のまま迎えた前半25分、アタランタはコーナーキックから先制します。

アタランタFW「アレハンドロ・ゴメス」が蹴ったコーナーキックは、エヴァートンの選手に当たり、不運にもアタランタDFマジエッロの前に。

マジエッロはこれを難なく押し込み、アタランタが先制ゴール。1-0とします。

続いて41分。アタランタに右サイドから左サイドにボールを回され、エヴァートン守備陣は翻弄されています。

ボックス外でボールを受けたアタランタFWアレハンドロ・ゴメスは、中に持ち込んで右足を一閃。

強烈なミドルシュートが突き刺さり、アタランタがスコアを2-0とします。

エヴァートンの選手はシュートの予測をしていなかったのかボックス付近にも関わらず寄せが甘く、安易にシュートを打たせてしまいました。

前半43分にもカウンターから簡単に失点したエヴァートン。前半のうちに3-0とされ勝負はここまで。

エヴァートンは得点力の無さと守備の脆さが露呈してしまいました。

特に3失点目はディフェンスが数的有利だったにもかかわらず、相手選手2人に簡単に崩されています。

やはりマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたFW「ロメル・ルカク」の代役が獲得できなかったのと、「ロス・バークリー」「シェイマス・コールマン」といった主力選手が離脱しているのが痛いですね。

プレミアリーグ、ヨーロッパリーグ共に不調な今季のエヴァートン。

状況が改善されなければ、冬の移籍市場で得点力の強化と最終ラインの補強が必須でしょう。

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グループH『アーセナル』

第1節終了時の順位表

勝ち点 得失点差
アーセナル 3 +2
レッドスター・ベオグラード 1 0
BATEボリソフ 1 0
ケルン 0 -2

ヨーロッパリーグのグループHを戦うアーセナルは、初戦で日本代表FW大迫勇也が所属するドイツのケルンをホームに迎え、3-1で勝利。

初のヨーロッパリーグで幸先の良いスタートを切りました。

アーセナルを率いるヴェンゲル監督はプレミアリーグでチェルシー戦を控えていることもあり、サブの選手や若手を中心とした布陣を選択しました。

3バックから4バックへのシフトが勝負を分ける

試合開始後わずか9分。アーセナルはいきなり先制され苦しい試合展開となってしまいます。

ディフェンスラインとゴールキーパーの間に出されたボールに、アーセナルGK「ダビド・オスピナ」が前に出てクリア。

しかし、このクリアボールがケルンのMFビッテンコートに渡ってしまいます。このボールを受けたFWジョン・コルドバが振り向きざまにノールックでロングシュート。

オスピナの頭を超えたシュートはそのままゴールネットを揺らしました。

スーパーゴールが決まり、アーセナルは1点ビハインドのまま試合を折り返します。

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ホームで負けるわけにはいかないアーセナルは、ハーフタイムにDF「ロブ・ホールディング」をDF「セアド・コラシナツ」に交代。

センターバックを減らして、3バックから4バックへ。

すると、このヴェンゲル監督の采配が見事に的中。

48分、アーセナルFW「セオ・ウォルコット」が上手くディフェンスラインの裏でボールを受けますが、ボールが左に流れてしまいます。

強引に打ったシュートはケルンのディフェンスにブロックされますが、跳ね返りのボールが途中出場のコラシナツの元へ。

左足で放った強烈なボレーがゴールネットに突き刺さり、アーセナルが同点に追いつきます。

アーセナルはその後も優位に試合を進め、67分にはついに逆転に成功します。

左サイドへの速いスルーパスに持ち前のスピードで追いついたアーセナルFW「アレクシス・サンチェス」はそのままドリブルで中にカットイン。

ケルンのディフェンスもしっかりとシュートコースを切っていたのですが、サンチェスは絶妙なタイミングで右足を振り抜きます。

弧を描いたボールはサイドネットのギリギリに吸い込まれ、アーセナルが2-1とリードを奪います。

ケルンはベンチスタートだった大迫を77分に投入しますが、時はすでに遅し。

アーセナルは82分にも追加点を挙げ、3-1で逃げ切りに成功しています。

スーパーゴールで先制点を許したものの、試合内容としては圧倒的にアーセナルの優勢でした。

ヨーロッパリーグ初戦で見事な勝利を見せてくれたアーセナル。このままグループステージ突破といきたいですね。

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まとめ

ヨーロッパリーグの試合を見ていて感じたのは、アーセナルは3バックよりも4バックが合っているということ。

3バックだとどうしてもサイドが不安定になってしまうので、今後は4バックをメインに据えたほうが良いと思います。

アーセナルはこの調子で行けばグループステージを突破してくれそうですが、心配なのがエヴァートンです。

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ビッグクラブとの対戦で連敗が重なっているという理由もありますが、得点はできない、パススピードが遅い、守備もお粗末とチーム状況は非常に悪いように思えます。

ロナルド・クーマン監督の解任も噂されていますが、個人的には監督交代では事態は好転しないと考えています。

負傷離脱も多いですし、ルカクの代わりを獲得しなかったのはフロントの責任でもありますからね。

怪我人が復帰し、歯車が噛み合えば昨季7位の実力を見せつけてくれると信じています。

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エヴァートンは次節、キプロスのアポロン・リマソールと対戦します。

格下相手ですが、現在のチーム状況を考えると決して油断はできません。

一方、アーセナルはベラルーシのBATEボリソフと対戦。

BATEボリソフはチャンピオンズリーグにも出場経験があり、実力があるクラブなのでこちらも気を引き締めて戦わなければなりませんね。

アーセナルとエヴァートンの両クラブはヨーロッパリーグの第2節で、どんな戦いをしてくれるのでしょうか。引き続き応援していきましょう!

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