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2017-18プレミアリーグ第4節「マンチェスター・シティvsリヴァプール」解説 | Tavitt Football Journey

2017-18プレミアリーグ第4節「マンチェスター・シティvsリヴァプール」解説

9月9日に行われたプレミアリーグ第3節「マンチェスター・シティvsリヴァプール」をスポナビライブで観戦。

会場はマンチェスター・シティの本拠地「エティハド・スタジアム」です。

現在、マンチェスター・シティとリヴァプールは共に勝ち点7で、勝ち点10の首位マンチェスター・ユナイテッドを追いかける展開。

長距離移動を伴う代表ウィーク空けの一戦ですが、両クラブにとって負けられない戦いとなります。

果たして、シーズン序盤の上位対決はどちらに軍配が上がるのでしょうか?

両チームのスタメン・フォーメーション

マンチェスター・シティ【3-5-2】

まずは「ペップ・グアルディオラ」監督が選んだラインナップを見ていきましょう。

前節はFW「ガブリエル・ジェズス」の1トップだったのですが、今回はFW「セルヒオ・アグエロ」との2トップを採用しました。

守備の要であるDF「ヴァンサン・コンパニ」を怪我で欠いた守備陣は「ニコラス・オタメンディ」「ジョン・ストーンズ」「ダニーロ」の3バック。

左右のウィングバックには「バンジャマン・メンディ」「カイル・ウォーカー」と走力のある新戦力を起用してきました。

センターバック3枚と「ダビド・シルバ」「フェルナンジーニョ」「デ・ブルイネ」による中盤からのビルドアップがカギになります。

リヴァプール【4-3-3】

前節、アーセナルを4-0で粉砕して好調なリヴァプールは、前節と同様4-3-3を採用。

好調な前線の選手はそのままに、変更があったのは最終ラインのみ。

右サイドバックは18歳の「アレクサンダー=アーノルド」が入り、センターバックには「ラグナル・クラヴァン」が入りました。

注目は左ウィングの「サディオ・マネ」です。

マネは開幕から3試合連続ゴールを挙げており、4試合連続ゴールとなれば、史上12人目の快挙達成となります。

昨シーズンの対マンチェスター・シティ戦の成績は1勝1分と負けていないリヴァプール。今回の対戦でも強さを見せてくれるのでしょうか?

前半 : 静かなゲームは波乱の展開に

序盤はリヴァプールがボールを支配する一方、マンチェスター・シティは速攻からの得点を狙っていきます。

両チームともに守備を重視した静かな立ち上がりとなりましたが、15分ごろからは両チームの特徴を出した攻撃が徐々に出てくるように。

スコアが動いたのは24分。

中盤の競り合いからボールを奪ったマンチェスター・シティはMF「ケヴィン・デ・ブルイネ」が中央を切り裂くような鋭いスルーパスを出します。

そこに抜け出したのはFWアグエロ、ゴールキーパーを冷静にかわして無人のゴールに流し込みました。

アグエロにとっては今季プレミア2得点目。リヴァプールはディフェンスラインの乱れを上手く突かれた格好となってしまいました。

退場者でリヴァプールが数的不利に

試合を決定付けるほどの事件が起こったのは36分。

リヴァプールのCBマティプが相手ディフェンスラインの裏に出したロングフィードに抜け出したマネですが、素晴らしいタイミングで飛び出してきたのがマンチェスター・シティのGKエデルソン。

マネが足を伸ばしてトラップしようとしたところ、スパイクの裏がエデルソンの顔面にまともに入ってしまいます。

リヴァプールの攻撃を牽引していたマネはレッドカードで退場の判定に、リヴァプールは以降を10人で戦うことになりました。

顔面にキックを受けたエデルソンは脳震盪を起こしたのか、まったく動くことができません。

8分にも及ぶ治療の末、エデルソンは負傷交代、代わりにチリ代表GK「クラウディオ・ブラーボ」がゴールを守ります。

治療での中断時間もあり、アディショナルタイムは8分間と非常に長いものに。

数的不利となったリヴァプールは、なんとかハーフタイムまで耐えようとするものの、マンチェスター・シティはこの好機を逃すまいと攻撃の手を強めます。

50分にはMFデ・ブライネが左サイドからピンポイントなクロスを上げ、FWジェズスがヘディングで合わせてゴール。

マンチェスター・シティが追加点を獲得し、前半は2-0とマンチェスター・シティのリードで試合を折り返します。

後半 : 退場者を出した後は一方的な試合に

退場者を出した後はマンチェスター・シティの一方的な攻勢となり、後半もこの流れが続くことを予想されました。

10人で2点差を追いつかなければならないクロップ監督は、後半からFWモハメド・サラーを新加入のFW「アレックス・オックスレイド=チェンバレン」に交代。

ドリブル突破は良かったですが、ラストパスやフィニッシュの精度を欠いたサラーは代えられて仕方ないでしょう。

リヴァプールの弱点が露呈

後半はやはり一方的な展開になり、マンチェスター・シティは丁寧なビルドアップから前線に人数をかけて得点を奪いに行きます。

リヴァプールが致命的な3失点目を許したのが53分。

1点目同様にリヴァプールCBの間を抜け出したアグエロが数的有利な状況を作り出すと、横に流したボールをジェズスが危なげなく押し込んで3-0。

得点後、ジェズスはFW「レロイ・サネ」と交代、2ゴールの活躍を見せてくれた20歳のFWに本拠地のサポーターから盛大な拍手が送られました。

その後もリヴァプールの右サイドは破られ放題で、77分にはマンチェスター・シティのMFメンディとサネに簡単なワンツーパスから突破されて失点。

終了間際の91分には再びサネに豪快なミドルシュートを決められ、5-0に。

予想外の大差がついたビッグマッチはそのまま終了。

いい試合を期待していただけに、退場でゲームバランスが崩れてしまったのは残念ですね。

試合後感想

試合結果
マンチェスター・シティ 【5-0】 リヴァプール

退場者の影響で大差がついたこのゲームですが、検証すべきは11対11で戦っていた前半の35分間です。

マンチェスター・シティのサイドを中心とした攻撃に対して、リヴァプールはいつものようにセンターバックにプレスに行くのではなく、相手ウィングバックに的を絞ってプレスをかけていました。

しかし、右サイドのアーノルドは集中力に難があるのか、何度も突破を許してしまっています。

マンチェスター・シティのビルドアップを妨害するという作戦自体は理にかなっているものの、それを実行できるタレントがいなかった。ということになるでしょう。

また、センターバックに関しては特に深刻で、1失点目はクラヴァンのポジショニングミスからの失点ですし、センターバックの間を綺麗にパスを通されるというシーンからの失点も目立ちました。

リヴァプールの弱点は両サイドバックの脆さとセンターバックの間ということが露呈し、マンチェスター・シティが徹底的にそこを突いた格好に。

リヴァプールとしてはこの弱点を早急に修正しなければなりません。この結果を今週の木曜日に行われるチャンピオンズリーグにまで引きずらなければ良いのですが・・・

個人的マン・オブ・ザ・マッチは「ケヴィン・デ・ブルイネ」

 

マン・オブ・ザ・マッチに選ぶのは2アシストを記録したベルギー代表MF「ケヴィン・デ・ブルイネ」です。

特に、1点目の綺麗に相手ディフェンスの間を抜いたアグエロへのスルーパスは「一体どのタイミングでスペースも見つけたんだ?」と思うほどの判断の速さとパス精度でした。

他にも随所に渡ってプレーに絡み、正確なクロスに加えて得点に直結するパスなど、何度も決定機を演出していました。

デ・ブルイネがゲームを作り、MFメンディやFWサネといった強力なサイドが仕掛ける攻撃は他のチームにとって脅威ですね。

純粋な攻撃力という点では、モウリーニョ監督率いる「マンチェスター・ユナイテッド」が上だと思いますが、より戦術的で機能しているのはグアルディオラ監督の「マンチェスター・シティ」でしょうか。

今季はマンチェスターの両チームが頭一つ抜けている気がします。今後の試合にも注目していきましょう。