16-17シーズン総括

2016-17シーズン総括「エヴァートン」編

エバートンは2006年~2014年の間、プレミアリーグで8位~5位に位置していた中堅クラブ。

トップ4を常に狙う姿勢は、強豪クラブの地位を脅かす存在でした。

しかし、2014-15シーズン,2015-16シーズンともにプレミアリーグを11位で終え、低迷の雰囲気が漂い始めます。

「ロナルド・クーマン」監督を招聘したエバートンは今季、かつての強さを取り戻せたのでしょうか?

今回の記事ではエバートンの2016-17シーズンを振り返っていきます。

エバートンのシーズン成績(2016-17)

・プレミアリーグ/ 7位
・FAカップ/ 3回戦敗退
・EFLカップ/ 3回戦敗退

プレミアリーグ7位とはいえ、8位には勝ち点で15ポイントの差をつけるなど、かつての強さを取り戻したエバートン。

トップ6には食い込めなかったものの、見事ヨーロッパリーグ出場権を確保しました。

残念だったのがFAカップとEFLカップの2つのコンペティション。

格下相手にあっさりと負けてしまっていたので、来季出場するヨーロッパリーグでも上手くやれるかは不安な要素ですね。

とはいえ、「ロナルド・クーマン」監督就任1年目のシーズンとしては充実したものになったのではないでしょうか。

2016-17シーズンの基本フォーメーション

システム1 : 4-3-3

クーマン監督は特定のシステムにこだわらず、4-3-3,4-2-3-1,3-4-2-1とシステムを柔軟に変更して戦っていたのが目立ちました。

チームを引っ張っていたのがベルギー代表でも活躍するFWのロメル・ルカク。

プレミア得点ランキング2位となる25ゴールを挙げ、エバートンのヨーロッパリーグ出場権獲得に大きく貢献しました。

今季のルカクは元々得意としていたヘディングに加え、独力での突破など、どんな形からでも点が取れていた印象で、昨シーズンよりも「怖さ」が段違いでした。

もし私がDFだったら対峙したくないFWの1人ですね。

システム2 : 3-4-2-1

また、今季のエバートンでは若手の積極起用が目立ちました。

指揮官にとって若手の起用は勇気のいる決断ですが、U-23エバートンからトップチームに昇格した18歳のMFデイビスや20歳のDFホルゲートなどが主力級に成長し躍動。

さらに、19歳のU-20イングランド代表FWルックマンもマンチェスター・シティ相手にデビューゴールを飾りました。

また、新戦力のMFグイェはプレミアリーグで最も多くタックル(135回)を成功させ、失点数を前年よりも10点も減らす原動力に。

ルカクの得点力はもちろん、若手の躍動+新戦力の活躍で今季のエバートンは低迷を抜け出しました。

課題 : 主力流出の阻止

今季25得点と活躍したエースのルカクは、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定しています。

加えて、現行契約が18年6月で切れるMFロス・バークリーに関しても、移籍か契約延長かの決断をしなければなりません。

中堅クラブはビッグクラブに選手を引き抜かれることが多いですが、トップ4を狙うのであれば主力の流出はなるべく阻止しなければなりませんね。

また、GKのステケレンブルフとCBのジャギエルカがともに34歳、CBのウィリアムズが32歳と最終ラインの高齢化も問題の一つで、GKを含めた守備陣の補強も必要となってくるでしょう。

新シーズン展望

有望な若手が躍動していたエバートンの新シーズンは明るいものになると思います。

しかし、トップ4を狙えるかというと微妙なところ。ルカクの代わりの得点源をどう確保するのかが最も重要なポイントですね。

マンチェスターユナイテッドからウェイン・ルーニーが13年ぶりに復帰することが決定しましたが、近年のパフォーマンスを見るとルカクの代わりは務まらないかもしれません。

今シーズン頭角を表した若手が、新シーズンにどれだけ活躍できるかに注目しましょう。

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